第2組・海老海恵幸(組通信員)

今年度最後の第2組聞法会

2015年9月10日(木)午後2時30分から、光圓寺(室殿和子坊守)を会処に今年度最後の聞法会が、
広瀬俊師(17組法觀寺)を講師に迎え総勢29名の参加者で開催されました。
「浄土という故郷」の講題で、天親菩薩の『浄土論』雲鸞大師の『浄土論註』を引き合いに「浄土はあっても無くてもよいというような曖昧なものではない」という信國淳先生の言葉を手掛かりに「普共諸衆生 往生安樂國(浄土論)」とは、あらゆる生きとし生けるものを、たった一人も除け者にしないで選ばず・嫌わず・見捨てずの心で共に行き会える故郷である浄土へ帰って往こうということであると。
また板書書きの時間節約としてパネル文字や小型スピーカーを使った視聴覚教材の工夫は聞き手を飽きさせる事も無く分かりやすい法話として概ね好評を博しました。
休憩後、友澤秀三氏(南照寺住職)の司会で座談会が行われ、法話の中身やそれについての感想、
日常の思いなどが参加者より発せられ、大いに盛り上がったものになりました。

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第2組聞法会「共に学ぶ『正信偈』」

2015年8月22日(土)午後2時30分から、天王寺区了安寺(海老海恵幸住職)において
猛暑の中を第2組聞法会が講師に新田修巳師(平野区・正業寺住職)をお招きして開催され、24名が参加
しました。今回は『正信偈』の「一切善悪凡夫人~難中之難無過斯」までを学びました。
先生は「頭が下がる」ということについて、曽我量深先生の講義録より「帰命すなわちこれ礼拝なり」(浄土論註)に触れ「頭を下げる」ということと「頭が下がった」ということの差異を説明され、また善導大師の「深心」と「深信」についても愚かさに立ち帰ることを、如来の本願力によって信知させていただくことであるとし、また聞信の道により御同朋御同行は如来より賜りたる信心のつながりであることを最後に締めくくられました。

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第2組所長巡回

2015年8月19日(水)午後6時から法山寺(藤原憲住職)において、所長巡回が開催されました。
組内の住職・坊守・寺族・門徒会員を含め30名が参加されました。
これは宗派経常費の御依頼と教区運営活動方針の伝達等々の説明のために、教務所長をはじめ
教務所職員等が各組を訪問し意見交換をする場であります。
今回は、60年連続経常費完納御礼として宗恩寺(池田英二郎住職)の表彰から始まり、
宮浦所長から挨拶を兼ねて事業方針の説明、御堂会館、本堂の耐震問題の経緯報告等々。担当職員の補足を受けた後、質疑応答においては寺院共済保険の案内不備、推進員の育成の諸問題などの話し合いを経ての後、懇親会を設けて終了しました。

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第2組青年会(朋友会)

7月14日(火)午後6時から8時過ぎまで難波別院の北広間を会場に、朋友会主催「念珠作りの会」を
開催しました。今回は組内の寺族・住職・坊守を対象に教区駐在教導の竹中慈祥氏を講師に招き、
念珠製作キットを始め、紐の切れた念珠などを持ち寄って、紐の編み方、結び方を一人一人に懇切丁寧に
アドバイスを頂きました。初心者でも要領を得ると上手に編み込みが出来るようになり歓声が上がるほどでした。後半には閉会時間が超過してるにもかかわらず、参加者一同熱心に取り組んでおり、大いに盛り上がった「念珠作りの会」でありました。

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第2組聞法会「共に学ぶ『正信偈』」を開催

2015年7月9日(木)午後2時30分から、浪速区の唯専寺を会処に講師に沖野頼信氏(第7組本照寺前住職)をお招きして寺族、門徒が共に学ぶ聞法会が開催されました。
お勤めの後、沖野先生は真宗の入門として釈尊の説法の基本の教え「諸行無常」「諸法無我」について、易しい口調でユーモアも交えながら「物事は因縁果に依って成り立ち思い通りにならない世界だからこそ素晴らしいのである」と。
また善導大師のお言葉から18願文の「欲生我国」「乃至十念」に触れ、願いをかける阿弥陀仏と願われている我々の空間と時間的視野について話を頂きました。
休憩を挟んで先生を囲んで行われた座談会では、池田英二郎住職(宗恩寺)の司会で行われ、法話の中身から日常の抱える問題について発言があり、先生の軽妙で的を射た回答で盛り上がった聞法会でした。

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第2組聞法会「共に学ぶ『正信偈』」

2015年6月12日(金)午後2時30分から、西成区行圓寺(竹内博明住職)で新田修巳先生(平野区正業寺住職)を迎えて聞法会が催され、組内の寺族、門徒の23名が参加し聞法学習をしました。
今回は「正信偈」の「獲信見敬大慶喜 即横超截五悪趣」を「恵信尼消息」の言葉を紹介されながら、『聞法とは生と死を超えて、それを出ていく』ことを学びました。

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第2組一泊研修旅行を開催

5月28日(木)~29日(金)に寺族・門徒合同で21名の参加者で行われました。蓮如上人の時代以後の本願寺教団を支える大きな力となった三河地方の寺院を訪ねました。
1)松光山応仁寺(碧南市):応仁2年(1468)佐々木上宮寺如光の誘引により蓮如上人が三河へ巡化された拠点となった無住無檀の道場。山門は昭和20年(1945)の三河大地震により倒壊消失。
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2)赤羽別院 親宣寺(西尾市):赤羽村に蓮如上人の道場が開かれていた由来があり、後に江戸の旗本・本目勝左衛門尉親宣が西尾藩主に菩提寺建立を願い出て元禄13年(1700)念仏道場の再建として一寺を
建立したという特異な別院。山門は昭和13年(1938)杉浦米吉氏より寄進されたもの。

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3)雲龍山本證寺【野寺御本坊】(安城市):建永元年(1206)親鸞聖人
門侶の慶円の創建。永禄6~7(1563~1564)上宮寺・勝鬘寺とともに
三河三ヶ寺として知られ、三河一向一揆の時には、本願寺門徒であった
家康家臣侍の一部が離反し本證寺に立て籠もり、家康と敵対したという。
鼓楼や土塁を備え、水濠に囲まれた城郭寺院(城郭伽藍)が当時の姿を
留めていると言うことで最近境内全域が国指定の埋蔵文化財包蔵地になった。

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4)松應山蓮成寺(碧南市):応仁2年(1468)蓮如上人の三河巡行時、鷲塚の郷士
青木縫右衛門が法名(釈蓮成)を賜り本宗寺(後々の蓮成寺)を創建。
池端蓮成寺は、三河一向一揆(永禄6年)の拠点となり寺院が破壊されたり、
廃仏毀釈に反対する境内にいた僧や農民が暴徒化し役人を殺害した鷲塚騒動(明治4年)の
中心寺院になるなど、歴史的な事件の舞台になってきた。
真宗史研究者でもある青木馨住職より「三河の真宗」についての講話を聴聞
させて頂きました。

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5)向島山浄照寺(豊田市):永仁4年(1296)天台の僧侶存澄が創建、永正元年(1504)
蓮如上人の教化を受け、正宗が真宗に改宗し真宗開基となる。
江戸時代に無住の時代があったが、渡邊家家臣の渡邊宗哲(浄照寺第7世)が東本願寺
より御本尊を賜り入寺し再興に努め、さらには第16世の渡邊徹鑒が本堂の再建に努めた。
平成23年には教如上人が住んだ桃山時代の数寄屋風書院「北ノ御所」が浄照寺に移築
される。「北ノ御所」は徳川家康と教如上人との間を取り持った本多正信の3者が本願寺
東西分派を決めた歴史的な会談場所であったとされる。

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参拝途中に昼食を兼ねて、岡崎市の角久八丁味噌の工場を見学。

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先人たちの真宗興隆への思いを新たにした有意義な研修となりました。

第2組聞法会「共に学ぶ『正信偈』」が始まる

2015年4月21日(火)午後2時30分から、西教寺(松本隆信住職)を会処に
約30名が参加して、第2組聞法会が始まりました。
聞法会は、第2組の住職・寺族・門徒が一緒に学ぶ共同教化の大事な事業の一つで、
年6回開催を予定しており、今年度は偶数月は講師に新田修巳先生(平野区・正業寺)が、奇数月は
教区内の住職を講師にお願いし、法話と座談会を行うものです。
今回は、新田先生から、『正信偈」の「心光常護の益」、「摂取心光常照護 ~ 雲霧之下明無闇」
について、善導大師の二河喩(二河白道)を取り上げて、求道者(念仏行者)の歩みの姿を通して
宗祖がいかようにして光明と雲霧という表現をしたのかをお話して頂きました。

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第2組門徒会員研修大会兼あゆみの会第1回例会合同研修会を開催

3月26日(木)午後2時から、了安寺(海老海住職)を会処に第2組門徒会員研修大会兼あゆみの会第1回例会が参加者17名で開催され、また副組長や第2組の同朋の会推進員の住職と副住職が来賓として一緒に参加して頂きました。講題は『お内佛の荘厳(おかざり)について』として、講師の宗恩寺池田英二郎住職から、作っていただいたお内佛の荘厳の詳細な図解入り資料を基に、仏具の由来や歴史的背景、配置の在り方など聞かせて頂きました。
お内佛はそれぞれの方にとって身近な存在であるが故に、日頃の疑問や意見等が次々と上がる中、懇切丁寧に講師からきちんと説明をいただき、大いに盛り上がった研修会となりました。終りに「今後とも門徒会とあゆみの会が協力し合い、第2組の共同教化に取り組もう」とあゆみの会会長から閉会の挨拶で終了致しました。

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2組門徒総会を開催

3月16日(月)午後6時から、法山寺(藤原憲住職)をお借りして、第2組門徒会総会が開催されました。組長、副組長の立会いの下に、2014年の会計報告を承認し、また今季の役員を選出(会長 中嶋ひろみ)。今後も、第2組と共に、組推協「あゆみの会」とも協力して、聞法活動に取り組むことを確かめて終了しました。

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2組坊守会学習会

3月3日(火)2組の了安寺を会処に2組坊守会を開催しました。
坊守会では年4回の学習会をしており、今は2組即應寺住職の藤井善隆先生を講師として、伊東慧明著『阿弥陀経に聞く』をテキストに学習をしております。
『仏説阿弥陀経』は浄土三部経のなかでも、一番身近に耳に入ってくる経典ですが、その中には何が説かれているのか、お釈迦様の伝えたいお心は何かを、一から学んでいくことが大切だと思い学習することになりました。
第三回目の今回は「アミダを説く経典」のところで、阿弥陀の世界にうまれ、お念仏することをすすめてくださる経典である。釈尊がお説きになったたくさんの仏教の中から、何を選びとるのか。また、平生の生活、人生が仏様の聲を聞かせて頂く道場である。自力根性、仏智疑惑がどこまでも深い私である、と熱く講義をして下さいました。先生のお話を聞き、だからこそいよいよ聞法が大事になってくるのだと思いました。次回からはいよいよ経典の内容の学習にはいっていきます。
講義終了後は美味しいお菓子と珈琲を頂戴しながら、皆さんと和気あいあいの座談に花が咲きました。

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組人権学習会を開催しました

2月18日(水)午後6時から佛足寺にて、住職坊守寺族を対象に15名の参加がありました。
『幼児・児童虐待問題から見つめ直す、私たちの心と子どもの人権』という
テーマで、児童虐待問題に積極的に取り組み、児童のケアに尽力されている現職の市立小学校校長先生を講師に招き、お話を頂きました。
児童虐待の定義は、1)身体的虐待 2)性的虐待 3)ネグレクト 4)心理的虐待 の4種類に分類されること。現場の教師は、子どもの身体的異常を早くから見つけ子どもを守り、虐待する親のケアをすることが大切であると。児童虐待は夜間に発生する割合が比較的多いのに、警察官立ち会いの遅延や児童相談所の夜間常住の職員数が極めて少ない等の問題を呈しながらも学校・児童相談所・警察の連携を密にしていくことが虐待から子どもを守るのに繋がるのではないかというお話をして頂き、閉会時間超過にも拘わらず子育て中の若住職をはじめ、地域の民生委員を務める坊守寺族からも活発な意見交換がなされました。
虐待の背景に貧困があり伴って虐待の連鎖を考えるのに参考になればと講師から紹介された書籍です。

『最貧困女子(幻冬舎新書)』 鈴木大介著:働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10~20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。家族・地域・制度(社会保障制度)という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。可視化されにくい彼女らの抱えた苦しみや痛みを最底辺フィールドワーカーが活写。

第2組第30回記念同朋大会のお知らせ

第2組では第30回記念同朋大会として「真宗にであう講演と講談のつどい」のタイトルにて、
講師に中川皓三郎先生、講談師の旭堂南北師匠をお迎えし下記の通り開催を致します。
どなた様もお気軽にご参加頂けますようご案内申し上げます。

日時:3月7日(土) 午後1時30分~4時
会場:難波別院(南御堂)同朋会館講堂
参加費:1,000円(記念品贈呈)

参加方法:大会チラシの参加券を持参し当日受付にて参加費1,000円と一緒にお出し下さい。
参加券をお持ちで無い方でも、当日受付にて参加券の記入が出来ます。
※尚、「所属寺院」の無い方も、お名前のみの記入で結構です。

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第2組合同報恩講

2014年11月14日(金)午後5時半から、今年の第2組仏事の集約である報恩講が即應寺(藤井善隆住職)で、多数のご門徒と組内の寺族が集まって、にぎやかに力強く厳修。法話は「救いとは」を講題として、大橋恵眞先生(柏原市遠慶寺住職)からいただき、お斎をいただきながら併せて同朋総会を行圓寺坊守さんの司会で進み、ご門徒からの発言があって最後に第2組門徒会長の閉会の言葉で締めくくられた。 記事、写真はあゆみの会(第2組同朋の会)の「あゆみ通信」からの転載です。

尚、一部個人名は省略しました。

 

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