2018年02月

11組 第3回推進員養成講座

 

2月24日(土)茨木別院において、第3期推進員養成講座の3回目が開催されました。当初予定から日程を変更しての開催となりましたが、41名のご門徒さんに出席をいただきました。スタッフは前回同様、藤井真隆氏(第2組即應寺住職)・久世見証氏(第4組常榮寺候補衆徒)の教区スタッフ2人と王来王家教区駐在教導、11組役員スタッフ6人に加え組内寺院寺族3人がスタッフとして参加しました。

真宗宗歌、正信偈同朋奉賛に続いて、今回のテーマ「生老病死について」で班別座談に移りました。

 

 

皆さん自分が死んだあと家や墓がどう相続されていくのかご心配のようで・・・。もちろん、法義相続が心配という方もいらっしゃいました。

 

その後、松山先生の講義

 

最後に恩徳讃を斉唱し、三回目の推進員養成講座を無事終了しました。

物言えば唇寒し、といいますが。

報告が遅れましたが、21組では2018年1月30.31日と東海方面への現地学習を行いました。
21組の教化事業の一つ「社会問題を考える会」で例年行われている行事です。社会問題を考える会では太平洋戦争を振り返る事から現代の問題をあらためて見つめるフィールドワークを毎年行っています。
2015年東京防衛省・靖国神社・千鳥ヶ淵、2016年長崎、2017年広島についで今年は岐阜へ向かいました。目的は2つあり一つは玉の火薬庫の見学、一つは竹中彰元氏のお寺を訪ねることでした。

玉の火薬庫
『関ケ原鍾乳洞から車で2、3分進むと玉の火薬庫跡があります。火薬庫の正式名称は「名古屋陸軍兵器補給廠関ケ原分廠」でした。明治末期から大正初期にかけて建設されました。関ケ原が選ばれた理由は、東海道本線に近く交通の便がよく、付近に民家もない。また、地形的に小高い山が点在し土塁の構築に適していたからだそうです。洞窟式火薬庫は小山を掘り、内部にコンクリートを流し、上部は山土で覆った後、植栽し山林のようにカムフラージュしたそうです。そのため、最後まで空爆を受けることなく残りました。終戦後、進駐軍は「玉の火薬庫」の存在に驚いたと伝えられています。(関ヶ原観光WEBより)』
近隣の方は自分の田畑にも自由に入ることが出来ず、ずいぶんと苦労されたとのことでした。

玉の火薬庫

竹中彰元氏
『日中戦争がはじまった1937(昭和12)年7月、大多数の宗教者が戦争に協力していく中で「戦争は罪悪 この戦争は侵略である」と説き、検挙された僧侶がいた。真宗大谷派の高僧・竹中彰元。警察の追及にも信念を曲げず、本山からも布教使資格のはく奪処分を受けて、1945年にこの世を去った。長らく忘れられていた彰元の行動が再び脚光を浴びたのは70年近くが過ぎてから。300ページにおよぶ当時の取り調べの記録が寺でひそかに保管されていた。そこには、事件当時の関係者の証言と共に彰元の信念も赤裸々に記録されていた。地元の人々や多くの宗教者たちの熱心な運動により、去年10月、本山はついに彰元の名誉回復に踏み切る決定を行う。彰元が検挙されて、実に70年ぶりのことだった。(NHK「戦争は罪悪である ~ある仏教者の名誉回復~」より』

明泉寺

竹中氏の事績を研究されている方からお話を伺ったが、彰元氏の特徴的なところは特定の思想家や社会主義活動家の影響が見られず、純粋に仏教・浄土真宗の教えからの言動である、という事実です。
翻って我々はどうでしょうか。“物言えば唇くちびる寒し秋の風”は芭蕉の句ですが、これは余計な事を言って災いをまねくという意味の表現になっています。余計なことを言わないのは確かに大事なことですが、大事なことを適切な時と場所で果たしていえるでしょうか。幸いな事に現代日本ではたいていの事を発言する自由はあります。でも時に流れにのまれ、言葉をのむときも少なくありません。竹中彰元氏の事績は現代に生きる我々に大きな示唆を与える、そう感じた研修でした。

「親鸞聖人に出遇う入門講座」開催のご報告…

同朋会館で「宗祖親鸞聖人に出遇う入門講座」を開催

さる2月13日、継続聞思の会では、南御堂難波別院を会場に「宗祖親鸞聖人に出遇う入門講座~『歎異抄』に聞く~」(後援:真宗大谷派難波別院)を開催し、27名の方のご参加を賜りました。当日は、真宗宗歌斉唱の後、参会者一同による『歎異抄』「第9章」の朗読、その後、発題者によるご法話が行われました。

発題法話をする岸野さん

また発題法話の後は、座談会が行われました。座談会では、『歎異抄』第9章を通したご意見・ご感想などが率直に出し合われ、今回も共に楽しく語り合い、聞き合うことのできた有意義な一時を過ごさせていただきました。

なお、次回の同講座は、「2017年3月14日(水)午後6時~ 会場:難波別院同朋会館講堂」です。

初めての方のご参加、どうぞお待ちしております。

《同講座についてのお問い合わせは、大阪教区教化センター(難波別院内)℡06-6251-0745まで

 

『冬の一泊研修』in 兵庫

2日21,22日にかけて、大谷青年会の『冬の一泊研修』に行ってまいりました。
今回は兵庫県の西の端、赤穂市へ向かい、そこから【赤穂別院 妙慶寺】【姫路船場別院 本徳寺】【天台宗 教信寺】へと参拝してきました。

初日はお昼過ぎからの出発になったので、夕方に赤穂市の温泉旅館に到着し、温泉に浸かりながら日々の疲れを癒し、赤穂名物の牡蠣をこれでもかというほど堪能しました。

2日目の午前中に【赤穂別院 妙慶寺】へ向かいましたが、この日は誰もおられなかったので門前での写真撮影のみとなりました。

午後からは【姫路船場別院 本徳寺】へ参拝し、職員さんから別院変遷の歴史等のお話しをしていただき、内部を案内していただきました。
突然の訪問にも関わらず丁寧に対応していただいてありがとうございました。

お昼は姫路名物あなご飯

最後に加古川市にある【天台宗 教信寺】を参拝しました。
ここは、平安時代に念仏聖として悲僧非俗の生活を送ったと言われている沙弥教信によって開基された寺院です。
親鸞聖人以前に僧侶でありながら妻帯し、民衆と生活を共にした念仏者がいたということに興味を持ち、この寺院を参拝しに行こうということになりました。
こちらも突然の訪問でしたが、教信寺に関するお話しを聞かせていただきありがとうございました。
又、沙弥教信の頭像を安置している開山堂を開けていただき、実際の頭像も見せていただきました。
とても有意義な研修になったのではないかと思います。

このように大谷青年会では、毎年夏と冬に一泊研修を行っています。普段中々行くことの出来ない宗門の関わりの深い場所を訪ねたり、会員で色々な事に挑戦してみたり、また夜には座談会をして、よりお互いの距離が縮まり、気兼ねなく話せる関係を作る事を目的として活動しています。

大谷青年会の活動に興味のある方は、下記の電話にてご相談ください。
皆さまの参加を心よりお待ちしております。

大阪教務所(担当:中嶋)
06-6251-4720

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『命をみつめて』7組人権研修会が開催されました

さる2月24日(土)、難波別院同朋会館にて、7組人権研修会が開催されました。

本年の研修会は落語家3代目、桂春蝶師をお迎えして、「ニライカナイで逢いましょう〜ひめゆり学徒隊秘抄録〜」と題された創作落語を演じていただきました。

師は、父の先代2代目春蝶師との死別を機縁として、沖縄をはじめ多方面かつ詳密な取材を通じて、今回の「生命の落語」を研鑽なさってこられました。

その熱演ぶりに、聴講に来られた寺族・ご門徒様方は、休憩なしの1時間20分あまりの大作でありながら、涙あり笑いありで終始、熱演に引き込まれ、講演が終わった後にはその感動の余り、会場全体が水を打ったような静けさに包まれました。

『生命』という深いテーマを持った落語の心を通じて、非常に大切な人権研修会の学びの機会をいただきました。
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第一回聖典講座 開催

* 「つながり」を考えよう!をテーマに2017年度聖典講座 第一回が2月17日に富田の教行寺において開催されました。
今回を含めて3回の連続講座の第一回目が開催されました。

講師に太田浩史師(高岡教区)を迎えて開催しました。真宗寺院を中心として発展した寺内町の意味について講義が進められました。

 

 

次回は4月25日に第2回聖典講座が開催予定です。

3月13日に「真宗の仏事と法事を考える講座」を開催します

大阪教区教化委員会の儀式・法要部の公開講座「真宗の仏事と法事を考える講座」は、今年度は葬儀のあり方をテーマに開催してまいりました。

【2017年12月12日公開講座「寺院における葬儀の基本」第1回が開催されました

【2018年1月23日公開講座「寺院における葬儀の基本」第2回が開催されました

最終回となる第3回は、髙間重光先生をお招きして、「葬儀の大切さについて」というテーマでお話をいただきます。

ご門徒さんと一緒に、葬儀について考える機会になればと願っております。

聴講無料です。多数の聴講をお待ちしております。

案内チラシ

日 時:2018年3月13日(火) 午後6時30分から8時まで

講 師:髙間重光氏(第19組 了信寺 前住職)

会 場:難波別院 同朋会館1階講堂

対 象:門徒・住職・坊守・寺族

内 容:葬儀の大切さについて

 

前を訪う(高木顕明の事績に学ぶ)

皆さんは、高木顕明(1864~1914)という名をお聞きになられたことはありますか。

高木氏は真宗大谷派 大阪教区 浄泉寺(和歌山県新宮市)に縁あって入寺され、住職を務められた大谷派の僧侶です。その一方で彼は、明治末期に日本を震撼させた一大事件、「大逆事件」に巻き込まれました。

「大逆事件」とは、明治天皇の暗殺を企てたとして、幸徳秋水(1871~1911)を首謀者として多数の社会主義者・無政府主義者が検挙され、24名に死刑判決が下され、その翌日「天皇の恩命」で半数の12名は無期懲役となった事件です。その無期懲役を下された内の一人が高木氏です。

大谷派は、彼の逮捕、起訴を受けて、即座に「天皇と国家に申し訳ない」として、彼に「差免」処分(僧籍剥奪)を下し、判決後には、当時の宗派法規で最も重い罰則の「擯斥」処分(宗派から永久追放)を下しました。

しかし、「戦後の研究で、国家が社会主義者らの根絶を図って捏造した権力による犯罪であることが明らかになっている」(『高木顕明の事績に学ぶ学習資料集』6頁)と論ぜられるように、ー国家は未だに認めてはいませんが ー「大逆事件」は明らかな冤罪事件です。

高木氏は、非戦を主張し、平和を願い、廃娼運動等を通して、基本的人権の尊重を訴え続けられた仏教者でありました。それにも関わらず、国家によって犯罪者の烙印を押され、さらには大谷派からも僧籍を剥奪され、寺から追放させられました。出獄しても帰る寺のない彼は絶望のうちに秋田監獄で縊死されました。

 

高木顕明(1864~1914)

氏の詳細については、『高木顕明の事績に学ぶ学習資料集』等をご参照ください。

https://books.higashihonganji.or.jp/defaultShop/top/CSfTop.jsp

(東本願寺 「読みま専科 TOMOぶっく」)

 

遅きに失した事ではありますが、大谷派は1996年4月1日、かつての高木氏に対する過ちを認め、顕彰碑を建てて彼の復権を願い、僧籍の復活・処分取り消しを行い、遺族・門徒に対して心からの謝罪を行いました。

大阪教区では、宗派と共催のもと、毎年、氏を訪う「遠松忌法要」を浄泉寺(住職:山口 範之)にて勤めております。本年(2018年)は6月23日(土)に開催いたしますので、有縁の方々をお誘い合わせの上、ご参集くださいませ。

 

※遠松忌法要の詳細については『真宗』4月号参照、もしくは大阪教務所【06-6251-4720】までお問い合わせください

遠松忌法要に向けての会議
(@大阪教務所)

 

第33回 第二組同朋大会のお知らせ

第2組では、「真宗にであう講座と弦楽四重奏の集い」と題して、第33回同朋大会を下記の通り開催します。

第2組の寺院以外のご門徒さんや、所属寺院が無くても、どなた様でもご参加いただけます。

事前申し込みは不要です。多数のご参加をお待ちしております。

 

日 時:2018年3月3日(土)午後1時30分~午後4時(午後1時受付開始)

会 場:難波別院(南御堂)同朋会館1階講堂 / 大阪市中央区久太郎町4-1-11

内 容:1)開会式

2)弦楽四重奏 / 相愛大学音楽学部

3)講 演 / 英月(佐竹英里子)師【真宗仏光寺派 大行寺住職】

講 題 「本当に大事なこと」

4)閉会式

参加費:1,000円(記念品をお渡します。)

↓↓↓詳細は「案内状」を御覧ください。↓↓↓

案内状(表面)

案内状(ウラ面)

「高木顕明師の事績に学ぶ」人権学習会!!

2月19日(月)午後4時より茨木別院フリールームに於いて人権学習会が開催されました。

教区教化委員会の出向く教化の一環として「高木顕明の事績に学ぶ実行委員会」より、谷本智師、小松肇師のお二方に講師としてお越しいただき、住職・寺族10名の参加のもと2部構成で講義が進められました。

 

まず、高木顕明師のDVD「高木顕明 前(さき)を訪(とぶら)う 今、この時代に聞く非戦・平和の願い」を拝見し、そのあと小松肇師より、「大逆事件」の時代背景、そこに関連した人物などを細かく説明していただきました。

 

 

 

 

休憩をはさんで谷本智師より、高木顕明師の生い立ち、新宮市浄泉寺に来てからの生活や活動などを、沖野岩三郎の小説の記述を紹介していただきながら説明していただきました。

また、現在の新宮市での住民感情など色々なお話をいただきました。

 

 

 

宗門によって名誉は回復されたとはいえこの問題は終わったものではなく、自分の問題として仏法に向き合っていかなければならないと考えさせられました。講師のお二方ともに、マニュアルによらず高木顕明師と師の事績によせる思いが込められたお話で心に響く講義でした。

 

第5回スタッフ会議

2月16日(金)午後4時より茨木別院フリールームに於いて、第三回推進委員養成講座に向けた事前スタッフ会議が開催されました。

21組推進員養成講座(第2回) ~本尊~

2月17日(土)午後2時から、堺支院にて21組推進員養成講座(第2回)が開催されました。

風も強く寒い中、前回に引き続きたくさんの方が参加されました。

ありがとうございました。

 

この講座は多くの門徒に推進員となっていただくため行われている連続講座です。

講師に高橋法信さん(大阪教区第5組光徳寺住職)をお招きし、

「なむあみだぶつ と 私」

~共に聞き、共に考え、語り合う~

を全体のテーマに計6回実施されます。

 

今回の第2回のテーマは「本尊」。

講義では高橋法信さんが、時には笑顔を交え、「価値判断」、「ものさし」、「よしあし」などの言葉で、「本当に尊いこと」についてお話しされました。

講義の後、座談会、お勤めの練習、再びまとめの講義。

最後に恩徳讃を唱和して閉会しました。

 

日ごろ感じていること思っていることなどを、どんどん話して頂けたらと思います。

 

受援力とは? <ボランティア公開講座>

受援力とは? ~ボランティア元年から23年の今、熊本からの報告~

「受援力」~「すみません」ではなく「ありがとう」~

 

開場 難波別院(【南御堂) 同朋会館1階講堂

2月19日月曜日 午後5時15分開場 災害用備蓄品展示あり

非常食の試食もあります。(数に限り有り)

午後6時 開会 講師  糸山公照 氏

午後9時 パネルディスカッション

パネリスト 糸山公照 氏

五百井正浩 氏

コーディネイター 松本曜一 氏

午後8時 閉式

事前申し込み不要 どうぞご自由にご参加ください。

主催 真宗大谷派 大阪教区教化委員会 ・ 難波別院

 

 

 

 

 

2月13日(火)に「親鸞聖人に出遇う入門講座」を開催

きたる2月13日(火)午後6時より、「宗祖親鸞聖人に出遇う入門講座~『歎異抄』に聞く~」を難波別院(南御堂)で開催いたします。※主催:継続聞思の会 後援:真宗大谷派難波別院

同講座は、寺族や御門徒の垣根を越えて、みんなが平らに語り合える「座談会」を中心にした入門講座です。『歎異抄』をテキストとして、親鸞聖人が明らかにされたお念仏の教えを共に学んでおります。初心者の方でも、どなたでもご参加いただけますので、楽しく語り合い、聞き合いながら、お互いの悩みや問いについて語り合ってみませんか?

◆対 象 どなたでもご参加いただけます ※事前申し込みは不要です

(入門講座ですので、是非ご門徒のご参加をお待ちしています)

◆日 時 2月13日(火)午後6時~午後8時まで

◆会 場 難波別院(南御堂)同朋会館講堂

◆参加費 無料です

◆持ち物 『歎異抄』(東本願寺出版:200円 ※会場でお買い求めいただけます)、お念珠、筆記用具など

※これからはじめて『歎異抄』を学ぼうと思われている方や、親鸞聖人についてご関心をお持ちの方、ザックバランに尋ねてみたい方、また一人ではなかなかお聖教が読みづらいという方など、一度、お気軽にご参加してみて下さい。ご一緒にお念仏の教えに我が身を学び、楽しく語り合いましょう。

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詳しくは、下記のチラシをご参照いただきまして、多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。

獅子吼の会、本日18時より二夜目の法話ネットライブ

「第十四回・三夜連続法話の会」二夜目、本日18時~20時、難波別院(南御堂)同朋会館講堂にて行います! 「蓮如上人、仰せ候う」と題し、『蓮如上人御一代記聞書』より会員四名がお話させていただきます。どうぞご聴聞くださいますよう、ご案内いたします。

第104条「今日の日はあるまじきと思え」松井 恵 (門真市・心願寺)
第122条「一宗の繁昌」 松尾陽子 (茨木市・淨教寺)           
第157条「仏法をあるじとし、世間を客人とせよ」松尾智仁 (鶴見区・専立寺)
第171条「人は、あがりあがりて、おちばをしらぬなり」宮部 渡 (門真市・西稱寺)

また昨日に引き続き、インターネットでのライブ配信も行います。下記よりご覧になれます。