2019年06月

大阪教区伝研の会公開講座「一から読む『浄土論註』」(第9回)

大阪教区伝研の会公開講座(第9回)を下記のごとく開催致します。

前回までに題号釈まで読み進んでおります。

毎回じっくりと読みすすめておりますので、途中からの聴講も可能です。また、「寺族」・門徒を問わず、どなたでも参加していただける講座となっております。たくさんのご参加をお待ちしております。

日時  9月5日(木)午後6時~午後8時まで

会場  難波別院1階 講堂

講師  光川 眞翔氏(大谷大学 助教)

テキスト  「解読浄土論註(改訂版)」蓑輪秀邦編 東本願寺出版部 約3800円

※お手数ですが、各自でご準備下さい。

東本願寺出版部へお問い合わせ下さい。 TEL 075-371-9189

参加費  1000円(どなたでも聴講可・途中からでも聴講可)

今後の予定

*第10回 2019年12月 於難波別院

公開講座案内チラシ(第9回)

組通信員研修会

2019年5月24日(火)16:00より難波別院本堂地下研修ホール講義室にて組通信員研修会が行われました。

各組の通信員をはじめ約30人(実行委員11名、組通信員7名、難波別院職員、教務所7名、一般5名)が参加されました。

今回の研修会は、講師にWEB/グラフィックデザイナーの平本久美子氏を迎えて、 「やってはいけないデザイン」と題して講演が行われました。

平本氏は、チラシやポスターにおける基本的なデザインの鉄則やルールなどを解説し、また「デザインは人を動かす」と力強く語られました。講演では、実際にホームページ実行委員会が作成したチラシとポスターが平本氏によってリメイクされ、ビフォーアフターによるデザイン上の具体的な注意点を含めた説明が行われました。

同実行委員会をはじめ、各組通信員らは、デザインによって、見る人の印象が大きく変わることなどに頷きながら、熱心に講師の話を聞き入りました。

第四回 第九組人権学習会「発達障がいについて学ぶ」

令和元年6月21日(金)午後2時より、誓願寺に於いて「人権学習会」が開催されました。

西方寺、日下部ご住職の司会により学習会が始まり「発達障害について学ぶ」のテーマの基、自閉症の息子さんがおられる第21組浄得寺、松井聡ご住職より息子さんとの生活を通して気付いてこられたこと、教えてもらったことをお話ししていただくと紹介されました。

「ひたすら道をききひらき、まことのみ旨いただかん…」と学習会に思いを念じながら真宗宗歌を斉唱しました。

第9組組長誓願寺、渡邉ご住職により人権学習会に多くの皆様にご参集いただいた事にお礼が述べられました。

松井聡ご住職曰く「私には3人の子どもがおり、一番下の男の子が自閉症です。自閉症はコミュニケーションがとれないと思われるが、下手なだけであり全く出来ないわけではありません。原因はよく解からないが、先天的な脳の障害と言われています。千人に1~2人の割合で生まれ5人中4人は男子であり、世界中でも圧倒的に男子が多いと報告されています。」

「自閉症スペクトラムといわれ、症状が虹の境界線のように曖昧でよく分からない。個人差があると言われていて、重度の知的障害があれば殆どない人もおられる。
私たちは読み書き、表現力、認知能力などが平均的であるが、彼らは何かがずば抜けて出来るが他の事は平均以下であるというように、とてもバランスが悪い。昔は職人が一人でもくもくと作業し、人と接する事が苦手という人もいたが、もしかすると自閉症だったのかもしれない。今の時代は平均的でないと、とても生きづらい世の中である。」

「親であれば誰しも我が子には勉強やスポーツも平均より上を望みます。しかし息子を通して平均的でない人間もあるのだと気付かされます。知的障害は身体的な障害と違って外見上分かりにくいが、世の中には沢山おられ頑張って生きておられることを知りました。」

「我が身は健常者であっても我が子や孫が障害を持つかもしれない。又、自分も認知症になったり怪我をして日常生活が困難となり、誰かの世話にならないといけなくなる。この世の中は周りに支えられ見守られながら生かされているのだという事を息子との生活の中で知り、皆さんも共感していただきたい」とお話しされました。

暫し休憩の後、2014年8月16日にNHKが放映した「君が僕の息子について教えてくれたこと」のDVDを鑑賞しました。

重度の自閉症である東田直樹さんが13才の時に著された「自閉症の僕が跳びはねる理由」を英国の小説家デイヴィッド・ミッチェルさんにより英訳出版され、世界的ベストセラーとなりました。
人との会話が困難でうまくコミュニケーションが出来ない自閉症者の心の声を記された本書は、当時者や家族だけではなく、世界中の人々に希望と感動をもたらしました。

東田さん本人は会話の手段としてパソコンや文字盤を使い、困難とされていたコミュニケーションを可能にしました。

熱心にDVDを鑑賞する中に涙をぬぐう方もおられました。

第9組人権推進要員の浄光寺、木田前ご住職より「社会には様々な人がおられるが知らないでは何も出来ません。障害をもつ人の事を知り、理解していこうという気持ちを持つ事が社会を変えていく事ではないか」と話され、終わりの挨拶とされました。

最後に声高らかに「恩徳讃」を斉唱し、今回の「人権学習会」は閉会となりました。

11組定例組会・研修会

6月22日土曜日、茨木別院フリールームに於いて組会・研修会が開催されました。

15時からの役員会に続いて16時よりの組会には、住職、寺族13名の出席をいただき、慶讃法要について、2019年度経常費について、人権研修会について審議されました。そして8月の所長巡回、組会、組門徒会、研修会などの連絡事項があり閉会となりました。

引き続き17時より、研修会として「会座にかけられた願い」をテーマに、第9組・昭徳寺住職、山口知丈師に講義をしていただきました。

「会座」について、釈尊の初転法輪から、法然上人の吉水の会座、親鸞聖人の会座、そして近現代とわかりやすくお話をしていただきました。ご門徒さん方から願われている思い、自坊での同朋会の大切さをあらためて感じさせていただきました。

 

【7月5日】第39回夏季仏教講座開催します

【第39回夏季仏教講座】

日時 2019年7月5日(金) 開場14時/開演14時30分

講師 淺田恵真さん

講題 「祈りの念仏」と「感謝のお念仏」

会場 堺市産業振興センターイベントホール

主催 真宗大谷派大阪教区第21組

【プロフィール】1945年大阪府生まれ。現在、龍谷大学名誉教授・本願寺派宗学院講師・行信教校講師・本願寺派勧学 博士(文学)・大阪教区因念寺住職。

【メッセージ】私の恩師「土橋秀高先生」は60歳で依頼退職されて後、奥様が亡くなられ、自坊が全焼し、ご子息までもが自死され、結果、お孫さんとも別れねばならない後半生を過ごされました。そのような中にあってお念仏を喜び「今はただ、何思うすべも無し 恩愛のきずなを絶ちて 念仏もうさん」との句を残して往生されました。その苦難のご様子と、先生のお念仏の喜びを紹介したいと思います。

 

第39回夏季仏教講座の開催がせまってまいりました。

第21組では、6月24日(月)17時より、夏季仏教講座実施委員会が開かれ、最終打ち合わせが行われました。

講座はどなたでも聴講できますので、お気軽にご参加ください。

お問合せは、第21組各寺院または代表:浄得寺(072-233-2485)まで、おたずねください。

あゆみ通信 VOL.127

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/浪花 博会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第127号(2019年7月1日号)が発行されました。

【第1面】
▼仏願の生起・本末を聞 きて疑心あることなし・聞くということ
(四衢亮「報恩」東本願寺出版 から引用)

▼第2組聞法会 「共に学ぶ『正信偈』」 ご案内

▼第46回近畿連区研修会 大阪で開催

▼ひとりで死んだら (本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼第2組聞法会報告(レポート・写真:細川克彦)

▼如是我聞 藤園先生の法話から 佛足寺門徒 細川 克彦

▼近畿連区研修会報告つづき

「あゆみ通信127号」のプリントアウトは、
↓↓ こちらのPDFファイルをお使い下さい。 ↓↓

 

あゆみ通信127AAAA

 

藤場俊基師迎え第48回仏教文化講演会を開催

大阪教区第15組(宮部渡組長)では、さる6月8日、第48回仏教文化講演会を大東市民会館・キラリエホールで開催した。当日は開催に先立ち、組長のあいさつ、また難波別院輪番代行からのあいさつに引き続き、講演会が開催された。

「仏教とはどのような教えか」と題して、金沢教区常讃寺住職・藤場俊基師が約2時間、正信偈などをもとに講演された。この講演会は、大阪教区第15組寺院・門信徒会が主催,、難波別院河内二日講・木本石材(株)・おぶつだんの山下・泉屋仏壇店の協賛を受けて開催している。

第2組 聞法会を開催しました

 

2019年6月15日(土)午後2時から、西成区の行圓寺(竹内博明住職)を会場に、今年度第2回目の第2組聞法会が開催されました。

組内の住職・寺族と門徒・推進員など、24名が参加。講師は第20組願久寺住職の藤園恵先生で、大阪教区の教学研修院で共に学んでいる中で聞法の大事さをつくづく気づかされたと話されました。そして、聞法によって教えが生活の言葉に表現されたいくつかの例を紹介され、その一つは「遇うものには、遇わんならん」、また、「阿弥陀さんのご催促」という言葉について話されました。また、曽我量深師の「人生における苦しみはすべて如来の激励である」という言葉を、お寺の住職が掲示板に掲示したところ、ある女性が、その言葉にとても勇気づけられたと、そのお寺を訪れ、それが縁で、その女性は聞法を始められたというお話をされました。閉会のとき、土砂降りの雨となり、もう10分お話を延長していただくというハプニングもあり、一同和気あいあいと解散いたしました。

 

(レポート/写真:細川克彦〈佛足寺門徒〉)

2019年 10組・11組 坊守会研修旅行

6月9日、兵庫方面へ10組と合同で1日研修を行いました。

梅雨入り前のよいお天気の中散策し、加古川の教信寺へ参拝しました。

特別に教信上人の頭像を拝見することが出来ました。

とても有意義な1日を過ごせました。

参加者17名(9組2名・10組5名・11組10名)

くくくくくくくくくくくくく記事(教信寺 水戸 彩子)

 

 

門徒会・組推協の総会・合同聞法会開催 釈尊の生涯に学ぶ

6月15日、第6組門徒会並びに同朋の会推進員連絡協議会(組推協)の総会及び合同聞法会が、難波別院同朋会館で行われました。今回も約百名の参加がありました。

午後2時よりまず門徒会の総会、2時半より組推協の総会が行われ、各々平成30年度の事業活動報告、会計及び監査報告の後、令和元年度の事業活動計画案、予算案がすべて承認されました。

休憩の後、3時過ぎから合同聞法会が行われました。まず、越田眞三氏の調声の下、正信偈同朋奉讃式で勤行を行いました。さらに鷦鷯律組長(大宮法泉寺)の挨拶等を通して、9月7日の組同朋大会についての案内がありました。

そして昨年の聞法会に引き続き、第12組清澤寺住職の澤田見師より、「お釈迦様のご生涯に学ぶ」という講題で法話を賜りました。インド現地で自ら撮影された写真等をスクリーンに投影しながら、お釈迦様のご生涯を丁寧に辿ってお話しいただきました。特に生誕時に発せられた「天上天下唯我独尊」という言葉を通して、誰もがかけがえのない一人の尊き身として生まれて来ているという誕生の意義を強調されました。また、涅槃に入られる前に仰った「自らをよりどころとせよ」という言葉を「自らを明らかにせよ」といただくことで、煩悩にまみれた自分がどこまでも問われていくことをお示しいただきました。

最後に寺田善建門徒会長の言葉をもって閉会しました。この合同聞法会は、過去の推進員養成講座の終了後に、引き続き組としての聞法の機会を確保するために始められたものです。例年6月と2月に難波別院を会場として開催されていますが,1カ月後には新たにたくさんの推進員が生まれることとなっており,合同聞法会もますます発展することが期待できます。

 

同朋の会推進講座反省会 いよいよ後期講習へ

同朋の会推進講座(旧称推進員養成講座)の前期全5回の講習を終えたことを受け、6月12日に大宮法泉寺で反省会がもたれました。

各講習では毎回テーマを設けていましたが、座談会でテーマから逸れた内容の発言も見受けられた等気になった点が挙げられ、講習を通して参加者の中で本当に課題が深まったのかということが問題となりました。自分のことを聞いてもらいたいという思いが各々にあり、普段は言えないことを座談の場で語れたことは,
講習の成果として捉えられるのではないか、と受け止めることができました。

同時に、本山・東本願寺で7月16日〜18日に行われる2泊3日の後期講習の打ち合わせを行いました。前期講習を通じてお世話になった講師の大橋恵真師(第18組遠慶寺住職)が、後期講習も帯同していただけることになり、本山での講義のテーマは、これまでの講習の座談の内容を受けてお話しいただくことになりました。

また、約30名の参加が見込まれるため、3班に分ける構成を確認しました。近距離のため本山へは各自で赴くことになりますが、アクセス、受付までの誘導についても、抜かりなりように態勢を整えました。参加者には諸注意を含めた案内を近く発送することとなりました。

講習を終えた人たちは同朋の会推進員となるわけですが、それ以後のことが大切だとして、推進員らで組織する同朋の会推進連絡協議会(組推協)の今後の活動についても話し合いました。講習がすべて終わった後に、新しく推進員となった人が集まって、講習を振り返ることも検討しています。

組同朋大会第3回実行委員会 広報、大会次第を具体的に検討

6月3日、第6組同朋大会の第3回目の実行委員会が、来通寺を会所として行われました。

9月7日に難波別院本堂を会場として、桂小春団治師匠による真宗落語の上演を行うことになっており、今回は、まず配布用のチラシと参加券の最終見本を確認しました。その上でチラシの配布方法を検討し、各寺院がこれまで以上に積極的に門徒への広報を進めることとしました。

さらに開催当日までのスケジュールについて検討し、当日の次第についても具体化して、おおよその流れと役割分担を決めました。

今回の同朋大会の開催に当たっては、これまでお寺への参拝をして来た方だけではなく、寺院と距離があった人たちにも、これを機に法縁を結んでもらいたいという願いがあります。第6組にお手つぎの寺院をもたない方も歓迎致します。正式な広報は当サイトで近く改めて行います。一人でも多くの方に是非ともご参加いただきたいと思います。

同朋の会推進講座の第5回目を開催 前期講習が終了

同朋の会推進講座(旧称 推進員養成講座)の第5回講習が、5月25日に天満別院を会場に行われました。当日は30度を超す真夏並みの暑さの中でしたが、30名を超える参加がありました。

前期講習の最終回である今回のテーマは「親鸞聖人と私」でした。講師の大橋恵真師(第18組遠慶寺住職)は導入のお話で、親鸞聖人が出遇われたのは比べる必要のない世界であり、それはすなわち頭が下がる世界である、と述べられました。自分の尺度でしかものが見られない私自身が打ち破られることで、人と比べることのないそのままの自分を受け入れられる世界に出遇える、ということでした。

続いて5つの班に分かれて座談会をもちました。講師のお話を受けて、親鸞聖人という人に抱く印象や、聖人が伝えて下さったことについて話し合いました。さすがに回数を重ねて座談にも慣れた雰囲気が感じられ、多くの人が思うところを積極的に語ったり、正直に疑問をぶつけたりしていました。

座談会の後、大橋講師からまとめのお話がありました。聖教の言葉を引きながら、まるで石、礫が黄金となるように、煩悩にまみれた私が光り輝ける広やかな世界を、親鸞聖人が示して下さっている、とお話しになりました。

最後に王来王家駐在教導から、7月16~18日に予定されている後期講習(本山・東本願寺同朋会館における宿泊研修)についての説明がありました。

今回で前期講習全5回が終了しました。残るは本山における後期講習のみとなりました。一人でも多くの方が参加していただけることを望んでいます。

合同聞法会に向けて、門徒会・組推協役員会

5月21日に大宮法泉寺において、第6組の門徒会及び同朋の会推進連絡協議会(組推協)の役員会が行われました。

今回は、主に6月15日に行われる両会の合同聞法会に向けての打ち合わせを行いました。プログラムの確認のほか、役割分担等について話し合いました。組の行事は門徒自らが積極的に関わり、責任を担っていくことによって成り立っているのです。

また9月7日に予定されている組の同朋大会についての説明があり、組の最大の行事に対して、門徒会、組推協が共に助成等の協力を行うことが決定しました。

ボイスロイドによる『歎異抄』朗読~第二章追加

6月分の「ボイスロイドによる『歎異抄』朗読」として、第二章をアップしました。

『歎異抄』第二章よりご視聴ください。