2019年09月

第2組朋友会(青年住職組織)とあゆみの会(組推協)合同研修会 開催

2019年9月24日(火) 午後1時30分から、5回目となる合同研修会が、即應寺(藤井真隆住職)を会場に開催され、朋友会8名とあゆみの会12名が参加した。また、今回教区青年部の取材を兼ねて3組および7組から4名の参加があった。

開会は真宗宗歌斉唱で始まり、朋友会から友澤秀三会長(南照寺住職)とあゆみの会から浪花博会長(法山寺門徒)から挨拶を受けた。

第1部は、法話で、「私と仏法の出会い」と言う講題で紹隆寺の喜左上恵子住職よりお話をいただいた。

先生は若い頃に別院の定例法話で、今は亡き松井恵光先生(心願寺前住職)の「皆さん、頑張れと言われますが、頑張れん時があるんです。頑張れんのです。頑張らなくていいのです。」という言葉を聞き力づけられたことが、心に残っているということを話された。

「頑張る」の語源は、「我を張る」から来ていること。

そして善き師から「教え」に遇うことの大切さを実感したと話された。

以後住職として、受けた色々な経験談を話され、ご門徒さんの法事での子どもさんから「南無阿弥陀仏は何?」の質問に、大人への答えをしたが、果たしてどう応えたらと悶々と過ごしたことなどを話された。

先生への質疑応答。休憩後、第2部は「お寺離れを考える」をテーマに、いかにして寺院を法儀相続の道場にするのか等について、寺院での聞法会の現状について、また、推進員の役割は何かについて終了の4時近くまで住職や会員から熱心に、かつ力のこもった発言があり、まさに「共に考える」こととなった会となった。

閉会挨拶を細川副会長が。そして、恩徳讃を斉唱して終了した。

あゆみ通信 VOL.130

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/浪花 博会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第130号(2019年10月1日号)が発行されました。

【第1面】
▼本願をききて疑う心 なきを聞というなり(加来雄之〈かくたけし〉「真宗教団連合法話」2010年8月か ら引用)

▼第2組聞法会案内

▼所長巡回終る

▼除災招福(本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼第2組聞法会報告

▼如是我聞(佛足寺門徒 細川克彦)

▼これからの行事

「あゆみ通信130号」のプリントアウトは、
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あゆみ通信130

ちいちの華【仏華展開催】

この度、難波別院(南御堂)の山門落成にあわせて、開門プロジェクト「『御堂“開”館WEEK』~おいでーや南御堂~」の一環として、2019年10月25日(金)~11/4(月)仏華展を開催致します。御堂会館3階Dホールにて10:00~17:00までご覧いただけますので、報恩講参拝、また「~おいでーや南御堂~」プロジェクトの折、是非ともお立ち寄りくださいますようご案内いたします。

10月 天満別院報恩講 厳修のご案内

下記の通り、天満別院報恩講を厳修致します。

10月3日(木)

・初逮夜(午後1時30分)

法話 岐阜県 大垣教区第17組 緑林寺住職 里雄 康意師

講題 「凡夫の救い」

10月4日(金)

・晨 朝(午前7時)

・日 中(午前10時)

・結願逮夜(午後1時30分)

法話 岐阜県 大垣教区第17組 緑林寺住職 里雄 康意師

講題 「凡夫の救い」

10月5日(土)

・結願晨朝(午前7時)

・報 徳 会(午前11時)

・結願日中(午後1時30分)

法話 岐阜県 大垣教区第17組 緑林寺住職 里雄 康意師

講題 「凡夫の救い」

皆さまお誘い合わせ上、ご参拝くださいますようご案内申しあげます。

『歎異抄』を語り合う講座(親鸞聖人に出遇う入門講座のご報告)

同朋会館で「宗祖親鸞聖人に出遇う入門講座」を開催

さる9月11日、継続聞思の会では、南御堂難波別院を会場に「宗祖親鸞聖人に出遇う入門講座~『歎異抄』に聞く~」(後援:真宗大谷派難波別院)を開催し、27名の方のご参加を賜りました。当日は、真宗宗歌斉唱の後、参会者一同による『歎異抄』「第14章」の朗読、その後、発題者によるご法話が行われました。

発題法話をする長谷さん

また発題法話の後は、座談会が行われました。座談会では、『歎異抄』第14章を通したご意見・ご感想などが率直に出し合われ、今回も共に楽しく語り合い、聞き合うことのできた有意義な一時を過ごさせていただきました。

座談会1班①

座談会1班②

座談会2班①

座談会2班②

なお、次回の同講座は、「2019年10月9日(水)午後6時~ 会場:難波別院同朋会館講堂」です。

初めての方のご参加、どうぞお待ちしております。

《同講座についてのお問い合わせは、大阪教区教化センター(難波別院内)℡06-6251-0745まで

『夏の一泊研修会』に行ってきました

9月7日〜8日にかけて、大谷青年会で『夏の一泊研修会』に行ってまいりました。

今回は、真宗大谷派寺院が全教区中最多である名古屋教区へ訪れ、その中心である名古屋別院(東別院)を参拝してきました。

職員の方に中を案内していただいた後、東別院の歴史や建造物の由緒、年中行事等のお話をしていただきました。

二日目は、東別院のおあさじにお参りした後、木曽川のラフティングツアーに参加しました。
台風一過ということもあり、37度という猛暑の中でしたが、参加者一同楽しい時間を過ごせたと思います。
ラフティングツアー参加後帰路につきました。

このように大谷青年会では、毎年夏と冬に一泊研修を行っています。普段中々行くことの出来ない宗門の関わりの深い場所を訪ねたり、会員で色々な事に挑戦してみたり、また夜には座談会をして、よりお互いの距離が縮まり、気兼ねなく話せる関係を作る事を目的として活動しています。

大谷青年会の活動に興味のある方は、下記の電話にてご相談ください。
皆さまの参加を心よりお待ちしております。

大阪教務所(担当:田原)
06-6251-4720

via PressSync

獅子吼の会 10/28(月)18時からACT449を開催 !

10/28午後6時~8時 御堂会館4階Aホールにて「朗読劇」と「弾き語りと法話」のコラボレーションを開催します。(入場無料)

獅子吼の会ではこのたび第5回ACT449(アクト獅子吼)を開催いたします。今回は「朗読劇」と「弾き語りと法話」の2つを組み合わせてお送りいたします。新しくなった山門の御堂会館オープニングイベント「『御堂開館WEEK』~おいでーや南御堂~」のひとつとして催します。皆様お誘いあわせの上、ご来場いただきますよう、ご案内申し上げます。

組同朋大会で真宗落語

9月7日に第6組の同朋大会が開催されました。組内門徒を中心に300人近い参加があり、会場の難波別院本堂は、増設した座席までほぼ埋め尽くされました。

最初に正信偈同朋奉讚式による勤行がありました。参拝者で満堂の中、一同に正信偈を唱和できたことは、まさに御同朋を体感できる貴重な経験となりました。その後、鷦鷯律組長、山田重信組推進員連絡協議会(組推協)会長の挨拶がありました。

休憩の間に準備が行われ、いよいよ落語の上演となりました。前座の若い落語家さんによる定番のお噺の後、桂小春団治師匠による真宗落語「法事ンピック」(作:廣瀬俊第17組法觀寺住職)が披露されました。来年に迫った東京オリンピックに重ね合わせ、多くの人が経験している法事の席の諸事情を盛り込みながら、面白おかしく噺が展開していきます。笑いを通して、法事の勤行、荘厳、作法等に触れることができました。参加することに意義があるオリンピックと同様に、法事もお勤めすることが大切であるという落ちも見事でした。

最後に実行委員長の茨田通俊願光寺住職が閉会の挨拶をして、2時間にわたった大会を終えました。今回は、これまであまり寺院に参拝したことのない人の来場もありました。同朋大会の開催が、今後も聞法の場に身を置く契機になれば嬉しい限りです。

帰るところがある ~法話を考える会~

第21組では、9月18日(水)午後6時から「法話を考える会」が行われました。

会場は堺支院。参加者は11名でした。

現在「法話を考える会」では、講師に村上宗博先生(京都教区山城第1組・願教寺住職)を招き、『親鸞聖人御消息集』(親鸞聖人が門弟に宛てられた全43通からなる手紙)を学んでいます。今回で第8回目となります。

前半は『親鸞聖人御消息集』の第28通・第30通・第34通・第35通を学び、後半は「法話を考える会」ということで、法話をして下さいました。

 

「衣・食・住」の中で一番大切なものは何か?

「住」が一番大切である

着るもの食べるものは何とでもなる

心の問題で、帰るところがなければ生きていく気力がなくなる

真宗では帰るところ(極楽浄土)があるというのが大きな救い

今生きていくことの支えになっている

 

私は村上宗博先生の法話を初めて聞きましたが、誰が聴いても非常に分かりやすい法話で勉強になりました。

村上宗博先生有難うございました。

次回は12月を予定しています。

所長巡回 宗派の事業等が報告される

9月6日に第6組の所長巡回が、午後6時からの組会に続いて行われました。今年から会場が太閤園に移りました。

宗派経常費の連続完納寺院への表彰の後、着任間もない大町教務所長から本年度の主な宗務の課題と業務報告、萩野主計から財務報告が行われました。宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃事業を中心に報告がありました。難波別院からは、報恩講に合わせて行われる「『御堂“開”館WEEK』〜おいでーや南御堂〜」の説明等がありました。

引き続き懇親会が行われ、各寺院と教務所員らが親しく交流しながら、和やかな雰囲気の中で宴が繰り広げられました。

組同朋大会を前に難波別院本堂で打ち合わせ

9月7日の同朋大会を前に、9月4日に会場の難波別院本堂において、関係者による打ち合わせを行いました。

今回の同朋大会では真宗落語が演じられます。組の実行委員の他、落語を演じて下さる桂小春団治師匠、演目の作者で開催に当たりお世話をいただいている廣瀬俊氏にも加わっていただき、別院職員と共に本番に向けて入念な準備を行いました。

当日のプログラムを確かめ、特に落語の際に使用する高座や目隠し用の衝立の設置については、詳細に確認を行いました。

既に参加券の配布状況から、大会当日は300人前後の来場が見込まれ、会場設営についても改めて収容人数を考慮した態勢を取っていただくことになりました。受付、誘導の手筈も確かめ、大会に向けて最後まで準備に余念がありませんでした。

近江と関ヶ原の真宗寺院を訪ねて〜摂護会研修旅行〜

大津別院書院

8月30、31日の1泊2日の日程で、恒例の摂護会(第6組住職の会)研修旅行が行われました。今回は11名が参加(内1名は現地で合流)して、近江、関ヶ原方面の諸寺院を訪れました。

最初に訪れた大津別院は大津御坊とも呼ばれ、教如上人による創建です。重要文化財の本堂に参拝し、教如上人,観如上人の御影を拝ませていただきました。また、本堂の背面にはやはり重文の書院があり、教如上人らが徳川三代に謁見したとされます。この書院の奥に位置する上段の間は金碧障壁画で彩られており、職員の説明に耳を傾けながら、見事な花鳥図や草花図が描かれた襖絵や壁画、天井画に魅了されました。

蓮正寺にて

午後には守山の蓮正寺を訪ねました。元は天台宗に属していましたが、後に金森道西と共に本願寺再興に尽力した了西が、蓮如上人に帰依して真宗寺院となりました。400年前に建立された、真宗では最古とされる本堂でお勤めをし、蓮如上人直筆の名号軸等を見せていただきました。

その日は長良川温泉の老舗旅館で、その名を松尾芭蕉の句に由来する十八楼に宿泊し、旅と日頃の疲れを癒しました。

聖蓮寺本堂

 

錦織寺

 

2日目は、午前に関ヶ原にある本願寺派の聖蓮寺を訪ねました。ここも元真言宗の寺院であったものが、親鸞聖人が関東より帰洛の際にお立ち寄りになられたことで、真宗に改宗したとされます。親鸞聖人ゆかりの硯や念珠を見せていただきました。住職がご不在でしたが、代わりにお話をして下さった坊守様と一緒に、親鸞聖人のお手紙を拝読しました。

 

 

 

そして最後に木辺派本山である錦織寺を参拝しました。天安堂に安置される毘沙門天像は、慈覚大師円仁が比叡山から当地に移したとされます。後に親鸞聖人が関東から京都にお戻りになる途上に、夢告によって立ち寄られ、以後湖東地域の信仰の中心として栄えました。親鸞聖人が『教行信証』を当地で完成させたという寺伝に基づいた「満足の御影」を拝ませていただきました。

今年は時折雨に見舞われる天気でしたが、2日間にわたってなかなか充実した研修ができました。

朋友会(二組寺族若手の会)とあゆみの会合同例会のお知らせ

あゆみの会(第二組推進員連絡協議会)第3回例会は、第二組の将来の寺院を担う青年住職(朋友会)との合同研修会です。

今回は、皆さんのお手次のお寺の若院の皆さんと、いろいろなことについてみんなで話が出来る集まりです。

日時 2019年9月24日(火)午後1時30分~
場所 即應寺(大阪市阿倍野区阪南町1丁目23番13号)
講師 喜左上 恵子先生(紹隆寺 住職)
参加費  無料
お問い合わせ、ご参加ご希望の方は9/15までに事務局(mochi15mochi@violet.plala.or.jp)までご連絡下さい。

駐車場がありませんので、自動車でのご来場はご遠慮ください。

 

2019第3回例会案内

「親鸞フォーラム」が大阪へ!

第1回 親鸞フォーラム in OSAKAsinran_forum_inOSAKA_A4_1102

この度、新たに落成する難波別院の門にあわせて、開門プロジェクト「『御堂“開”館WEEK』~おいでーや南御堂~」の一環として、2019年11月2日(土)午後1時20分より「親鸞フォーラム in OSAKA」を開催致します。
親鸞フォーラムは、毎回異なるテーマを取りあげながら、仏教者と各専門家との対話を通して「生きていくヒント」を考えていくシンポジウム。東京教区にて真宗大谷派真宗会館主催で2009年から始まり、福岡でも開催されました。[真宗会館 親鸞フォーラム 参照

仏教×勇気

テーマは「仏教×勇気」。

パネリストに脚本家・小説家の和田 竜 氏、精神科医の名越 康文 氏、大谷大学学長の木越 康 氏。コーディネーターは真宗大谷派聖教編纂室主任編纂研究員・本明 義樹 氏が務めます。

生きづらさが叫ばれるこの時代、生きる勇気となる糸口を、それぞれの視点から探っていくスペシャルフォーラムです。

詳細、参加のお申し込みは第1回 親鸞フォーラム in OSAKA 特設ページへ。

第2組 聞法会を開催しました

2019年9月7日(土)午後2時から、、残暑厳しい中、浪速区の唯専寺(木津御坊)を会場に、第2組聞法会「共に学ぶ『正信偈』」が、講師に新田修巳先生(第4組正業寺住職)をお迎えし、組内の住職や寺族、門徒や推進員24名が参加して、開催された。

 今回は、七高僧の3番目、曇鸞大師の「天神菩薩論註解 報土因果顕誓願 往還回向由他力 正定之因唯信心」のところをお話しいただいた。始めに、仏教語は難しい言葉が多いが、日常の暮らし(生老病死)の中で話される言葉を「人間語」とすれば、本多弘之先生が使われるようになった「本願語」といわれる言葉は、浄土という領域が表現され、生老病死を受け取り、私と世界を本当につなぎ、聞法によって、この身のままで浄土に目を開いてくれると。

 休憩後は、往相・還相について、還相とは、例えば、これまで出会ったすべての人々が今の私を育ててくれたと、御恩を深く感じることであり、往相とは、その御恩に報いる歩みとして、いのちを愛する生活が始まることである等々、丁寧に話された。

(レポート:細川克彦〈佛足寺門徒〉/写真:浪花博〈法山寺門徒〉)