2020年02月

第10回 定例学習会

本日は第三十八願~四十願を中心にお話し下さいました。三十八願は「衣服随念の願」です。これは物(衣服等)によって苦しむ事からの解放という事です。仏様は糞掃衣というボロ布を身にまとっておられました。道を歩むという課題ができたら衣服などはどうでもよく、色褪せてしまい、物事に対する執着にとらわれるという事はありません。という事です。

三十九願は「快楽無染の願」です。これは本当の満足を得てもその満足にとれわれない、執着からの解放という事です。日々の生活の中において阿弥陀の名前を聞くところに、気付かされます。四十願は「見諸物土の願」です。私たち凡夫だけでなく、仏道修行を重ねて来られた人の願いも叶えるという願です。いよいよ四十願までお話し頂きました。私にとって難しい言葉も多いのですが、先生のおかげで楽しみながら参加しています。今回の質疑応答では、「三十九願」の漏尽比丘についての質問もあり、最後まで丁寧にお答えいただきました。

次回もたくさんのご参加お待ちしております。

3月1日(日)子どもの集い 開催中止のお知らせ

天満別院において3月1日(日)に開催を予定しておりました子どもの集いのイベントですが、コロナウイルスの感染拡大に伴い、ご来院の皆様の健康と安全を慎重に考慮した結果、中止とさせて頂くことにいたしました。

イベントを楽しみにして頂いておられた方やポスター掲示に貼らさせて頂き、ご協力頂いた店舗様には大変申し訳ございません。

何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

『ふたつの故郷を生きる』上映会のご報告

さる2月6日(木)難波別院・同朋会館講堂におきまして、南御堂シアター 第113回 南御堂ヒューマン・フォーラム『ふたつの故郷を生きる』上映会(主催:真宗大谷派 大阪教区「原発に依存しない社会の実現を目指す委員会」、共催:真宗大谷派 難波別院)を開催いたしました。当日は、約50名の方々にご参加をいただきました。ありがとうございました。

この映画は、福島第一原発事故の影響から子どもの健康を守るために自主的に避難することを選んだ母親たちが、年月が経過し事故の記憶が風化するなかで新たな困難に直面している様子を追ったドキュメンタリーでした。

住宅支援の打ち切り等によって厳しい経済状況に追い込まれながらも、子どもたちの健康のためにと懸命に生活されているご家族の姿が取り上げられており、とても印象に残りました。

また映画の中で、この問題はシングルマザーや非正規労働者の貧困という格差社会の問題とも密接に関わっているという指摘があり、原発の問題だけではない社会全体の問題として考えていく必要があるのだと、改めて教えられました。

上映終了後の中川あゆみ監督によるアフタートークは、質疑応答形式で進められました。上映会には、当委員会が主催する「福島の子どもたちのホームステイ」のホストファミリーの方も参加しておられ、福島のご家族との交流で感じたことなどについて、監督との間で活発に意見交換が行われていました。

上映終了後のアフタートーク

上映終了後のアフタートーク

当委員会では、これからも原子力問題を考える公開講座や、フィールドワークなどを定期的に実施してまいります。ぜひご参加いただきますよう、お願いいたします。

第11組人権学習会

2020年2月12日(水)16時より茨木別院、会館一階ホールに於いて住職、寺族16名(組外より5名)、組門徒20名の出席のもと、人権学習会が開催されました。

児童虐待や育児放棄などか゛度々ニュースになっておりますが、家族と離れて暮らす子どもたちの現実と児童養護施設での生活について、茨木市安威にあります児童養護施設「レバノンホーム」の施設長、栗本一美氏を講師に向かえお話をお聞きしました。

真宗宗歌斉唱

趣旨説明

 

門徒会・組推協合同聞法会を開催 初めての感話も

2月4日、第6組門徒会並びに同朋の会推進員連絡協議会(組推協)の合同聞法会が、難波別院同朋会館で行われました。門徒、寺族合わせて百名の参加がありました。

最初に鷦鷯律組長(大宮法泉寺)及び山田重信組推協会長の挨拶があり、引き続いて寺田善建門徒会長の調声で、正信偈同朋奉讃式の勤行を行いました。

休憩の後,同朋の会推進員養成講座の全講習を受講して、推進員となった上月氏(専宗寺)と越田氏(円徳寺)の2名の門徒に感話を行っていただきました。お二人とも緊張を伴いながら、講習で感じたこと、推進員としての思いをしっかりと述べておられました。こうした感話を今後の聞法会でも是非取り入れていきたいと考えています。

続いて大橋恵真師(第18組遠慶寺住職)による法話を聴聞しました。大橋師には、一昨年以来推進員養成講座の講師を務めていただいて来た関係で、今回の合同聞法会では、そのまとめも兼ねてお話をしていただきました。

今回の講題は「『私は正しい』争いの根はここにある」でした。自分は正しく相手が間違っているという関係は、争いを招き、傷つけ合う結果になってしまいます。むしろ間違っていたことを教えられ、互いに認め合う関係こそが願われています。大橋師はお聖教の言葉に拠りながら、優越感や劣等感を捨て、比べることのない世界に目覚めていく(自力の心を捨てて他力に生きる)という、養成講座を通して確かめて来たことを改めて強調されました。

最後に寺田門徒会長の閉会の言葉をもって聞法会を終えました。今回は、新型コロナウイルスの感染への不安から、参加を見合わされた人もいたようです。そんな中で聴聞された方たちにとって、聞法会が自身を問い直す眼差しが生まれるようなご縁であったことを願っています。

歴史を重ねて来た合同聞法会ですが、たくさんの同朋の会推進員も生まれ、また新たな展開が望まれているように感じます。

立花講習会を開催しました

去る2月12日に、大谷青年会で「立花講習会」を開催しました。

今回は、15組本伝寺に於いて2月15日に勤まる涅槃会に向けての立花ということで、講師に澤田見先生(12組清澤寺ご住職)をお迎えして立花について学びました。

資料を見ながら大谷派の立花の基礎についてお話し頂き、続いて説明を入れていただきながら、先生に実際にお花を立てていただきました。

それを見本に、参加者が一人一杯ずつお花を立てていきました。
どう立てていいかわからなくなったり、途中で降参した人もいましたが、その都度先生に助けていただき、何とか立てることができました。

・今後の日程
3月29日〜31日 冬の研修旅行

※参加受付や詳しい内容、相談につきましては、下記に電話をお願いします。

大阪教務所(担当:田原)
06-6251-4720

via PressSync

2月15日(土) 天満別院合唱団『みのり』開催のお知らせ

天満別院では、合唱団『みのり』の団員を募集しています。

毎月第3土曜日を練習日としております。今月は2/15(土)午後2時からです。

指導には、大阪教区第13組 超願寺住職 村上奈津子先生にお越しいただきます。

★ご不明なこと等がございましたら、天満別院までご連絡ください。

天満別院  TEL06-6351-3535  FAX06-6351-3647

皆様のご参加をお待ちしています。

2月24日(月)天満別院 定例法話開催のお知らせ

天満別院では、2月24日(月)13時30分より定例法話が開催されます。

御講師には、大阪教区第7組 本照寺住職 沖野 賴唯師にお越しいただき、

講題「凡夫という ただのひと」についてお話いただきます。

皆様お誘い合わせのうえ御参拝いただきますようご案内申しあげます。

なお、家庭用のプリンターで印刷される方は白黒版を利用していただくとインクの節約になります。

2月度 定例法話カラー版

2月度 定例法話白黒版

2月9日(日)天満別院 同朋の会 開催のお知らせ

2月9日(日)14時より天満別院仏間において、同朋の会が開催されます。

御講師は大阪教区第7組 長教寺住職 稲垣 洋信 師です。

今年度のテーマ「ことばに遇う」を通して『正信偈』のお話をいただきます。

皆さまお誘い合わせのうえ、ご参拝くださいますようご案内申し上げます。

2019年度「社会問題を考える会」現地学習② ~加西市~

二日目の午後からは姫路海軍航空隊鶉野飛行場跡のある加西市へと向かいました。

田園風景の広がる中を車で進むと、長さ1200メートルの滑走路跡が残っていました。

昭和18年、鶉野に優秀なパイロットを育てるため姫路海軍航空隊がつくられ、鶉野飛行場ができました。昭和20年には、神風特別特攻隊白鷺(はくろ)隊が編成され、63名の若者が命を失いました。

この飛行場跡周辺には、防空壕、機銃座、爆弾庫などの戦争遺跡も残されています。特に防空壕は数多く点在していて、このような場所は全国でも珍しいのではないでしょうか。残念ながら防空壕の中は見学できませんでした(ガイドの予約が必要だそうです)。

戦後70年以上が経ち、実体験として戦争を語り継ぐ方も徐々に減ってきています。今後このようなかつての戦争を物語る戦争遺跡が、戦争の歴史を後世に伝える為に重要な役割を果たすと思われます。

今回の現地学習はゆっくりとした行程だったので、ひとつひとつ十分に見学ができ、多くのことを学び感じとることができました。有意義な二日間でした。

【平和祈念の碑】平成11年、特攻隊で生き残った人たちと地元の人たちによって建てられた

【機銃座】当時ここに機銃が据え付けられ、飛行場の防空を担っていた 現在は映画「男たちの大和」の撮影に使用された実物大の模型が装着されている

【爆弾庫】壁70㎝、天井1mもある分厚いコンクリートでつくられ、爆弾や機銃弾などが貯蔵されていた

【巨大防空壕】長さ14.5m、幅5m、高さ5mの基地内最大の防空壕で、中には自力発電機を備えていた

 

2019年度「社会問題を考える会」現地学習① ~舞鶴~

21組では、1月30日(木)~31日(金)に「社会問題を考える会」現地学習を行いました。社会問題を考える会では年に一度現地学習を実施し、今までに東京・長崎・広島・岐阜を訪れ、昨年は沖縄へ。今回は引き揚げのまち舞鶴へ向かいました。参加者は6名でした。

 

 

 

 

 

 

 

昭和20年(1945)第二次世界大戦の終結にともない、当時海外に残された日本人は660万人以上ともいわれ、これらの方々をすみやかに帰国させなければならなくなりました。これを「引き揚げ」といいます。舞鶴港は、政府が指定した引き揚げ港の一つとして、昭和20年10月7日第一船の入港から、昭和33年(1958)9月7日の最終船まで、実に13年間の長きにわたり、その使命を果たしました。

(舞鶴引揚記念館パンフレットより)

 

集合場所の堺南御坊を出発した時は快晴でしたが、途中から雨が降り出し、残念ながら雨の中でのフィールドワークとなってしまいました…。初日は舞鶴赤レンガパークと北吸トンネルを訪れました。

【舞鶴赤レンガパーク】旧海軍の軍需品や水雷倉庫として建てられたものが多く、8棟が重要文化財に指定されている

【北吸トンネル】 明治37年に軍港引込線として設けられたトンネルで、現在は自転車・歩行者道路として活用されている

 

二日目は朝から今回の現地学習のメインである舞鶴引揚記念館へ見学に向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

館内は資料や写真などが非常に分かりやすく展示されていて、引揚船の模型、抑留生活体験室、歓迎アーチと引揚桟橋を再現したものもありました。終戦後旧ソ連によって連れて行かれた日本人のシベリアでの抑留生活、舞鶴港での引き揚げの様子は想像してる以上に悲惨なもので、非常につらく心が痛みました。戦争の歴史を学ぶという事はつらく目を背けたくなる時もありますが、しっかりと向き合って学び、このような悲惨な歴史があったという事を伝えていかなければならないと強く感じました。

 

第二組同朋大会のお知らせ

第35回第二組同朋大会「真宗に出会う講演と木管五重奏演奏の集い」が開催されます。お誘い合わせの上、ご参集ください。

日時  3月7日(土)13:30~16:00
会場 南御堂同朋会館講堂

第1部  相愛大学音楽部卒業生による木管五重奏

第2部  法話 講師 酒井正夫師(三重教区 道浄寺前住職)
講題「願・自身(いのち)~人生ハ食。コレ道ナリ」

 

あゆみ通信 VOL.134

あゆみの会(第二組同朋の会推進員連絡協議会/浪花 博会長)の機関誌『あゆみ通信』(編集:本持喜康事務局長)の第134号(2020年2月1日号)が発行されました。

【第1面】
▼2組同朋大会にご参集を

▼大推協公開講座案内

▼老いを道連れに(本持編集長の編集後記)

【第2面】

▼ひとりでは生きられないのも芸のうち

▼5/26(火)第2組日帰りバスツアーの大綱決まる

▼続・今年の行事

「あゆみ通信134号」のプリントアウトは、
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あゆみ通信134