私たちの帰る場所は何処か

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第2回 親鸞フォーラムin大阪 開催に向け、各氏より『南御堂』誌にいただきました「仏教×家族」についてのコメントです。

名和達宣氏(教学研究所所員・僧侶)名和なわ 達宣たつのり氏(真宗大谷派教学研究所所員・僧侶)

1980年兵庫県生まれ。専攻は真宗学・日本近代思想史。真宗大谷派教学研究所所員。
著書に『近代の仏教思想と日本主義』(共編著、法蔵館)など。

私たちの帰る場所は何処か

「家族」というテーマに思いをめぐらした時、いつも脳裏に浮かんでくるのは、西原理恵子作『ぼくんち』のなかの「家族ってなんだろね。ぼくはわかりあえなくてもいいと思ってる」という台詞です。

振り返れば、これまでに家族をめぐって問題が起こったり、悩み苦しんだりしてきたのは、いつだって「わかり合おう」とした時でした。

新型コロナウイルスの影響で(「ステイハウス」ではなく)「ステイホーム」が呼びかけられた際に問い返されたのもそのことです。

「家族」について考えることをとおして、私たちの帰る場所(ホーム)は何処かをたずねてまいりたいと思います。

『南御堂』第705号 2021年(令和3) 4月1日発行 5面より


詳細、参加のお申し込みは第2回 親鸞フォーラム in OSAKA 特設ページへ。


緊急事態宣言(大阪モデル赤信号)の発出等、新型コロナウイルス感染症拡大状況によっては開催形態の変更、または中止の場合があります。

#親鸞フォーラム