第2組門徒会・あゆみの会合同研修会が開催されました

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2022年9月6日(火)午後1時30分から、天王寺区の光照寺(墨林浩組長)をお借りして、第2組門徒会と組推協あゆみの会合同研修会が開催され、大阪でのコロナ感染者高止まりの中でしたが、10名の参加をいただきました。

真宗宗歌斉唱で開会、中嶋ひろみ会長の開会挨拶のあと、講師の松井聡先生(門真市 心願寺住職)から来年、御本山で厳修される宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要のテーマである「南無阿弥陀仏―人として生まれた意味をたずねていこうー」と題してお話いただきました。

先生は、立教開宗について宗祖は一宗派を独立する意図はなく、「浄土真宗」を浄土の真実を宗とする教えと言う意味で『教行信証』でお使いになられたと。

また「自己とは何ぞや、これ人生の根本問題なり」(清澤満之師)を紹介され、何のために生きているかと人間だけが問う。人が人生に不安を感じたり、空虚感を覚えたりするのは、真実なるものを求めているからだと。「歎異抄」後序の「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろずのことみなもって、そらごと、たわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」を引かれ、念仏だけがまこと(真実)であると。

お念仏は、私が仏を念じると同時に、仏が私を念じてくださっていると言うことが分れば、お願いの念仏が、智慧や慈悲に対する感謝の念仏に変わると。

最後に、人間に生まれたから仏法を聞くのではなく、仏法を聞くために人間に生まれて来たのであると、締めくくられました。(レポート:細川克彦)