門徒会・組推協合同聞法会を開催 初めての感話も

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2月4日、第6組門徒会並びに同朋の会推進員連絡協議会(組推協)の合同聞法会が、難波別院同朋会館で行われました。門徒、寺族合わせて百名の参加がありました。

最初に鷦鷯律組長(大宮法泉寺)及び山田重信組推協会長の挨拶があり、引き続いて寺田善建門徒会長の調声で、正信偈同朋奉讃式の勤行を行いました。

休憩の後,同朋の会推進員養成講座の全講習を受講して、推進員となった上月氏(専宗寺)と越田氏(円徳寺)の2名の門徒に感話を行っていただきました。お二人とも緊張を伴いながら、講習で感じたこと、推進員としての思いをしっかりと述べておられました。こうした感話を今後の聞法会でも是非取り入れていきたいと考えています。

続いて大橋恵真師(第18組遠慶寺住職)による法話を聴聞しました。大橋師には、一昨年以来推進員養成講座の講師を務めていただいて来た関係で、今回の合同聞法会では、そのまとめも兼ねてお話をしていただきました。

今回の講題は「『私は正しい』争いの根はここにある」でした。自分は正しく相手が間違っているという関係は、争いを招き、傷つけ合う結果になってしまいます。むしろ間違っていたことを教えられ、互いに認め合う関係こそが願われています。大橋師はお聖教の言葉に拠りながら、優越感や劣等感を捨て、比べることのない世界に目覚めていく(自力の心を捨てて他力に生きる)という、養成講座を通して確かめて来たことを改めて強調されました。

最後に寺田門徒会長の閉会の言葉をもって聞法会を終えました。今回は、新型コロナウイルスの感染への不安から、参加を見合わされた人もいたようです。そんな中で聴聞された方たちにとって、聞法会が自身を問い直す眼差しが生まれるようなご縁であったことを願っています。

歴史を重ねて来た合同聞法会ですが、たくさんの同朋の会推進員も生まれ、また新たな展開が望まれているように感じます。