約2年5カ月ぶりに合同聞法会

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 6月25日、難波別院(南御堂)同朋会館で、組門徒会・組同朋の会推進連絡協議会(組推協)の合同聞法会が開催されました。コロナ禍で大勢が集まって聞法会を開くことが、しばらくの間は難しかったため、今回は実にほぼ2年5カ月ぶりの開催となりました。

正信偈のお勤め

 例年同時期に合同聞法会に併せて開かれる、門徒会、組推協の総会は、コロナ感染拡大予防のための時間短縮を考慮して、予め書面で各会員が確認の上、議案の承認のみを行いました。

 鷦鷯律組長(大宮法泉寺)、寺田善建門徒会長(角善寺)の挨拶の後、山田重信組推協会長(正因寺)の調声で、正信偈同朋奉讚式のお勤めをしました。久しぶりに同朋が相集って唱和する正信偈は、格別の響きがありました。

門脇健師の法話

 引き続いて門脇健師(福井教区善久寺住職 元大谷大学教授)から、「信心と救い」という講題で法話を賜りました。前半では、死者と共に生きる世界は人間独特のもので、葬送の場は大事にしたいと自らの経験を基に語られました。後半では、親鸞聖人の「釈迦弥陀は慈悲の父母(ぶも)」の和讃によりながら、親のような阿弥陀仏の限りない慈悲の下に身を任せることが無上の信心である、とお話しされました。なおこの法話はユーチューブで公開予定です。

 対面での聞法会がコロナ禍で開催できない間も、オンライン法話や書面での法話を用意するなど、工夫して聞法の機会を確保して来ました。しかしながら、馴染みの顔が集って信心を共に確かめ合う場は、やはり何物にも代え難いものであると改めて感じ入りました。