教行信証総説/廣瀬 杲 目次

教学研修院での公開講座の講義録です。これ以降のものは教化センター紀要『生命の足音』に順次掲載されています。

第一講 弾圧のもとに醸成された思想

(1) はじめに/ふたつの約束/教学の視点を問う/わかりたいこと/会の性格
(2) 無限定な学習/見落してきた要点/認識の差異/共通認識の設定/人間の抽象化を切る
(3) 宗教の要/「弧」と「孤」/個の確かめ/社会性の強調への危惧/人間問題の具体性
(4) 逆縁教興/言葉の再吟味/恵信尼公の書簡/夫・親鸞との別れ/往生の決定性
(5) 法然と出遇い/被弾圧の仏教/仏教徒の見落し/何のための仏教か/他力本願念仏宗

第二講 本願寺教団の萌芽

(1) 講義の性格/弾圧のひびき/下山の歳/下山の意味/比叡山仏教の実態
(2) 法然の念仏教団/本願寺教団の萌芽/覚如と唯円/歎異抄の歴史的意義
(3) 『御伝鈔』製作の意味/変遷する題名/教行信証の三序/『御伝鈔』所引の後序
(4) 後序引用の意図/事実と叙述/弾圧の原動力/曲解された禿の名告り
(5) 覚如の意図/本願寺を名告る教団/勅免下の教学/血統と法脈の癒着

所出:『生命の足音-教化センター紀要1』(1988年発行)

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Last modified : 2014/12/25 12:08 by 第12組・澤田見(ホームページ部)