わかばがでる はながさく なんといのちのふしぎさよ

~ 若葉が出る 花が咲く なんといのちの不思議さよ ~

 春、弥生、木々に目をやると、いのちの息吹が若葉となり、花となって顔を出している。大自然のいのちの営みは人間の思いや計らいとは無関係に、日々休むことなく今を生きている。
 どうも、人間はいつの頃からか、そんな営みを忘れてきたのかもしれない。
否、忘れたどころではない、大自然のいのちの営みまでも、我が持ち物と妄念妄想して天地にツバを吐いてきたようである。
 人生いろいろ、あれこれ悩み苦しみも多いけれど、心の熱を少し冷ましてみれば、花は言葉を持たないが、「そこのあなた、唯々、いのち、おめでとう」とのメッセージが聞こえてくるようである。願わざれども花は咲き、願えども花は散る。不可称、不可説、不可思議が今年も大地に顔を出す。  (ス)

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Last modified : 2014/12/11 6:52 by 第12組・澤田見(ホームページ部)