諸天・人民・蠕動之類、我が光明を見て慈心にして善を作し我が國に來生せざるはなけん。爾らずば、我作佛せず。
十四に、我作佛せん時、八方・上下の無數の佛國の諸天・人民・蠕動之類を令て、縁一覺果證の弟子を得しめ、坐禪一心に共に我が年壽幾千萬億劫と計へ知らんと欲はんに、能く壽の涯底を知る者無からしめん。爾らずば、我作佛せず。
十五に、我作佛せん時、人民我が國に來生する者有らんに、我が國中の人民の所願をば除き。餘の人民の壽命、能く計る者有ること無けん。爾らずば、我作佛せず。
十六に、我作佛せん時、國中の人民、皆惡心有ること莫らしめん。爾らずば、我作佛せず。
十七に、我作佛せん時、令我が名をして八方・上下の無數の佛國に聞かしめん。諸佛各々弟子衆の中にして、我が功徳、國土の善を歎ぜん。諸天・人民・蠕動の類、我が名字を聞きて、皆悉く踊躍せんもの、我が國に來生せしめん。爾らずば、我作佛せず。
十八に、我作佛せん時、諸佛國の人民、菩薩道を作す者有り、常に我を念じて心を淨潔せんに、壽終る時、我不可計の比丘衆と與に、飛行して之を迎え、共に前に在りて立ち、即ち還りて我が國に生じて、阿惟越致と作らん。爾らずば、我作佛せず。
十九に、我作佛せん時、他方佛國の人民、前世に惡の爲に。我が名字を聞き、及び正しく道の爲に。我が國に來生せんと欲はん。壽終へて皆復三惡道に更らざらしめて、則ち我が國に生まれんこと心の所願に在らん。爾らずば、我作佛せず。
二十に、我作佛せん時、我が國の諸の菩薩、一生に等しくして、是の餘願功徳を置かざらん。爾らずば、我作佛せず。
二十一に、我作佛せん時、我が國の諸の菩薩、悉く三十二相ならずば、我作佛せず。
二十二に、我作佛せん時、我が國の諸の菩薩、共に八方・上下の無數の諸佛を供養せんと欲はんに、皆飛行せしめ、萬種自然の物を得んと欲はんに、