小出裕章氏公開講座のご報告

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去る5月19日(火)御堂会館大ホールにおきまして、小出裕章氏を講師にお迎えし、原子力問題を考える公開講座「フクシマの苦難が照らす人の生き方」(主催:真宗大谷派大阪教区「原発に依存しない社会の実現を目指す委員会」、協賛:同和問題にとりくむ大阪宗教者連絡会議(大宗連))を開催いたしました。当日は、約450人という非常に多くの方にご参加をいただきました。ありがとうございました。

公開講座においては、福島第一原発の事故当時や4年が経過した現在の状況、事故による放射能汚染の状況、福島で生活を続ける方々の苦難などを通じて、私たちが「人として」今後どう生きるべきかをお話しいただきました。

その中で「原子力は単に危険だということではなく、徹頭徹尾無責任で差別的である」という言葉が非常に印象的でした。都会から遠く離れた過疎地に原発を押し付け、下請け労働者に被ばく労働を押し付け、未来の世代に放射性廃棄物を押し付ける。そういう私たちの生き方が、福島第一原発の事故から問われているのだと、改めて考えさせられました。

小出裕章氏公開講座

なお、前回2013年9月24日に小出裕章氏をお迎えして開催した第1回目の公開講座「誰かを犠牲にする原発 人間として原子力問題を考える」の講演録を作成いたしました。当委員会の活動にご賛同いただき、500円以上のご寄付をいただいた方に進呈しております。詳しくは、こちらをご覧ください。

当委員会では、これからも原子力問題を考える公開講座や、映画上映会などを定期的に実施してまいります。ぜひご参加いただきますよう、お願いいたします。