坊守会研修旅行 2017/9/5

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滋賀県 堅田方面

~光徳寺 本福寺 園城寺(三井寺)を訪ねて~

堅田源兵衛父子殉教の像

今年の参加者は50人、賑やかな出発となりました。天気予報では午後より雨という事で少し心配していましたが、ほとんど傘をひらく事なく無事終える事ができました。

休憩をはさみながら2時間程バスに揺られ、先ず光徳寺を参拝しました。こちらでは旅のしおりの表紙にもなっていました「堅田源兵衛父子殉教の像」が大変印象的でした。祖父江御講師が語るお話に、今にも目の前で父が息子の首を落とすような、切ない場面を見ている気がしました。思わず涙を拭っておられる参加者もおられました。お話の後で、親鸞聖人の御真影を取り戻す為に自らの首を差し出した源兵衛さんの頭蓋骨に、皆で手を合わせました。

本福寺本堂にて

そして、同じ町内にある本福寺へと向かいました。こちらは本願寺を追われた蓮如上人が身を寄せられた場所です。本堂には「親鸞 蓮如連座像」「十字名号」等、蓮如上人ゆかりの品が数多く残されています。

こども園も併設されていて、終始子ども達の明るい歌声が聞こえてきました。広い境内でのびのびと遊ぶ顔が微笑ましく、思わずカメラを向けていました。

さて、お楽しみの一つでもあるランチは琵琶湖 大津会館でのフレンチです。円卓を囲んでの楽しい会話やイングリッシュガーデンでの散策でひと時を過ごしました。

こども園

そして、三つ目のお寺、天台宗総本山 園城寺(三井寺)へ。ご住職より敷地が東京ドームの53個分と伺い、一同感嘆の声が上がりました。大きな森の中にたくさんの重要文化財のお堂等があり、一時間程度ではとても回り切れません。何度でも足を運び散策してみたくなりました。

御住職のお話しの中で、堅田源兵衛さんのお話も出てきました。こちらの三井寺に首を差し出されたという史実を、丁寧にお話し下さいました。宗派は違いますが、親鸞聖人と蓮如上人の像が並んで祭られていたのが印象に残っています。

帰路も順調で、南御堂に夕方6時に到着しました。バスを降りる間際に少し雨が降りましが、一日を通して暑くもなく風の心地よい一日でした。今年もたくさんの皆様方のおかげで、滞りなく研修旅行を終える事ができました。本当にありがとうございました。

三井寺山門(重要文化財)

三井寺の釣り鐘