沖縄の海はとてつもなく綺麗でした。2日目

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研修二日目は南城市の糸数アブチラガマから始まりました。安全のためヘルメットを被り懐中電灯を手にガマ(自然洞窟)の中へ。ガイドの方の説明を聞きながらガマ内を進みます。一度全員で一斉に懐中電灯を消した時、自分の手元すら見えない暗闇の中、当時の人達はどれほどの恐怖と絶望の中にいたのだろうと胸が苦しくなりました。

   

続いて糸満市の沖縄県平和祈念資料館へ。館内は琉球王国時代から現代までの展示がありました。やはり沖縄戦の展示は大部分を占めています。展示を見終わり、ふと外に目をやると温かい日差しの中に海面がキラキラと輝いています。この同じ場所でこのような凄惨な出来事があったとはとても思えないような景色でした。

続いて同じ糸満市のひめゆりの塔と平和祈念資料館です。ここではひめゆり学徒さんたちの話が中心です。10年前に家族で来た時も資料館に来ましたが、何度訪れても辛いです。しかし自分の娘よりも年下の少女たちの生涯を知らなかったで済ませるわけにはいかないという思いも溢れてきます。ひめゆりの塔にはたくさんの修学旅行生がいましたが、資料館になかなか入っていないようでした。時間の都合もあるのでしょうが、せっかくここまで来ているのに残念だと感じます。

最後に南風原(はえばる)町の沖縄陸軍病院南風原壕群20号をガイド付きで入壕です。ここは第二次大戦の戦争遺跡を日本全国で初めて文化財に指定した場所です。先ほど見てきたひめゆり学徒さんたちもここにいたようです。敵に発見されないように土中に埋められていた薬品、入院患者が彫ったであろう文字、米軍の火炎放射器によるものと思われる黒く焼け残った坑木など、生々しい傷跡を見ることができました。帰阪してからわかったことですが、すぐそばにある南風原文化センターに模型などの展示があったらしく、それを見ることができなかったのが残念でした。

  

今回一泊二日の限られた日程とはいえ、戦争遺跡や資料館を中心に充実した研修旅行でした。改めて人間の愚かさを痛感しましたが、これは特別な人の事ではなく、私たちも時と場合によっては同じ運命をたどるのだという認識が必要だと思います。そしてそうならないためにはどうすればいいのかということを真剣に考えるべきです。

山雄美樹