第2組聞法会が開催

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2017年4月12日(水)午後2時から、第2組聞法会「共に学ぶ『正信偈』」が天王寺区の稱念寺(岸野龍之住職)で開催され、29名が参加しました。
新組長の開会挨拶の後、講師の新田修巳先生(正業寺)から、『正信偈』の「天親菩薩造論説 帰命無碍光如来 ~ 帰入功徳大宝海 必獲入大会衆数」について話をいただいた。
また丁度、世間で森友学園の問題がクローズアップされたこともあり、校風の一環で「教育勅語」を諳んじる子どもたちの姿を見て、戦中戦後の日本の国家観について考えさせられた。「天皇と国家」「仏と浄土」という混迷を極めた時代の狭間を、戦中戦後を生きてきた高名な真宗の諸先輩方の計り知れない苦悩を感じざるを得ない。
特に「尽十方無碍光如来」について、この身に無碍光を受けとめることは「聞く」ことで、自分の身をどこに置いているかについて、テレビの「こころの時代」での辺見庸氏の話や、「南御堂」紙に掲載の佐野明弘氏の言葉など和田稠師の「信の回復」、竹中智秀氏の「本願と勅語の違い」のなどを紹介されながら、親鸞聖人の言葉「十方衆生というは我らなり」で締めくくられました。