見えないものが
花を咲かせる
匂いをつける

みえないものが はなをさかせる においをつける

-中村静村-

 願わざれども花は咲き、願えども花は散る。人間の思いにかかわらず、大自然の営みは今年も花を咲かせ、匂いをつける。春は大自然の営みを心地よく感じさせる季節でもある。
 「自然の叡知」をテーマに愛知万博が開かれている。どれだけ自然の叡知に目を向けているかは疑問である。残念ながら、現に、いくつかの自然保護団体が参画をボイコットしている。自然の叡智を標榜しながら、どこか自然に背を向けている人間の営みが見えてくる。
 今、我われに求められているのは、足元にある大自然の営み、はたらきを感じる感性である。
 ほら、庭先、道端に自然の叡知が顔を出しているよ。

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制作:教化委員会ホームページ部

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Last modified : 2014/12/11 6:52 by 第12組・澤田見(ホームページ部)