~ 雨の日には 雨の日の 生き方がある ~  

 今年もまた、じめじめとした梅雨の季節がやってきた。梅雨という言葉を聞いただけで、何か心が晴れない気がする。テレビの天気予報も、雨は都合の悪いものという前提があるようだ。しかし、まったく雨が降らないのも困る。とかくこの世はままならずである。雨は人間を困らせようとして降っているのではない。条件が整えば雨も降る。人間の都合が困ったり喜んだりしているのである。
 大切なのは好都合であろうが、不都合であろうが、どう受け止めるかである。雨の日には雨の日の足元があるように、老いた日には老いた日の、病んだ日は病んだ日の、お金がない日はない日の生活の仕方がある。足元を見定め、ぬかるみに足をとられないよう歩みたいものである。

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Last modified : 2014/12/12 11:31 by 第12組・澤田見(ホームページ部)