


己に願いはなくとも 願いをかけられた身だ ─ 藤元正樹 ─
地方によって、お盆を迎える月に異(ちが)いがあるが、これを迎える人には同じ思いがある。それは、亡き人を偲んで、あらためて身近に感じるということだ。
私たちは、亡き人を案ずることはあっても、亡き人から願われている大切なことがあるのを知らない人が多い。
それは「真実の教えにあってほしい。」そういう願いをかけられている身ということである。
日頃、何かと気ぜわしく走り回っている私たちであるが、お盆の休日には立ち止まって、真実の教えに照らされつつ、一人ひとりが自己を見直す大切な時と場を、亡き人から賜ったんだなあと受け止めたい。
Last modified : 2014/12/13 10:57 by 第12組・澤田見(ホームページ部)