大和大谷別院 「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌お待ち受け法要」

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pht_20151119a大和大谷別院では2017年4月15日から翌16日にかけ宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要を勤めます。
この度の御遠忌法要は、戦後別院運営が滞った時代を乗り越え、当別院にとって約100年ぶりの御遠忌法要になります。
本日は、御遠忌法要へ向けてのスタートとして、別院報恩講と併せ、「御遠忌お待ち受け法要」を勤めました。

法要に先立ち、高札立柱式(除幕式)を執り行いました。
藤本信宏・御遠忌委員会委員長、藤本祥之・同副委員長、駒札の揮毫者である尻懸智・第27組教願寺住職、そして、当別院輪番・大山彰英、以上4名の方にロープを引いていただきました。
この駒札は、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要が厳修されます2017年4月まで、この場所に設置します。

pht_20151119b高札立柱式と法要の間の時間に崇敬寺院の教化活動の発表として、第26組坊守会に紙芝居の実演をお願いいたしました。
この紙芝居は坊守様方の手作りの作品です。

そして午後1時30分より、いよいよ逮夜勤行(お待ち受け法要)が勤まりました。
厳かな雅楽の調べを伴い、正信偈・真四句目下、念仏讃・淘八、和讃「五十六億七千万」次第六首の式次第です。

法要の後、休憩時間を挟み、御輪番より挨拶をたまわり、続いて記念講演が行われました。
講師は、大阪教区第12組清澤寺前住職・澤田秀丸先生です。
講題は、「いのち輝け!今いのちがあなたを生きている」~御遠忌厳修の意義を確かめあう~と題してご講演いただきました。

最後に御遠忌委員会委員長・藤本信宏氏に挨拶をいただき閉会となりました。

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私たちは、ますます混迷を極める現代において、今なお親鸞聖人の教えが必要であり、時代を照らす希望と受け止めています。
そして、その教えが広く聞き開かれていくことを深く願っています。
今後は崇敬のご門徒のみなさまにこれまで以上に別院に親しみを感じていただき、私たちと聖人の教えをつなぐ御遠忌法要に一人でも多く関わっていただけるような取り組みを進めてまいりたいと思います。