世間に抱く関心は 必ず自己中心の 善悪による関心である ~信國 淳~ 

 梅雨の季節である。毎日天気予報を気にしている。雨の予報が出れば、憂鬱な気分になり、晴れの予報には、気分が良くなり、気持ちも明るくなる。天気だけに関わらず、自分に関するものを自分中心で良い足を決めている。
 横山定男さんの詩に「朝、目が覚めたら、大雨だった。困ったなあと思いました。ますます大雨になりました。わたしが勝手に困っているんだなぁと思いました」という言葉がある。周りの出来事は、私の都合に関係なく起こる。私が困ったからと言ってその出来事がなくなる訳ではない。
 身に振りかかった事実を、善し悪しのフィルタを通さずに見るのは難しい。しかし、そういう色眼鏡を外して周りを見ることができると、自分勝手で愚かな自分に気付くことができる。。

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Last modified : 2014/12/13 11:52 by 第12組・澤田見(ホームページ部)