大阪教区坊守会研修旅行 今年も…

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9月5日(月)~6日(火)の1泊2日で、郡上八幡・南砺・金沢方面に研修旅行に行ってきました。参加者38人(内、8月1日より坊守会担当をしてくださっている教務所員1人)

郡上八幡の町

郡上八幡の町

今年も、時折雨に降られながらも台風の合間をすり抜け、2日間で5ヵ寺参拝という少しハードなスケジュールの旅行でした。

1日目、先ず郡上八幡の安養寺に参拝しました。安養寺では、ご住職からお話を伺い、地元名産の肉桂飴とお茶の接待を受け、「親鸞聖人絵伝」や「蓮如上人真筆」、「石山合戦関係の文書」等が納められている宝物殿を拝見させていただきました。

安養寺堂内にて

安養寺堂内にて

城下町の風情ただよう郡上八幡の町を散策した後、南砺市にある茅葺き屋根の山門が印象的な「赤尾の道宗」ゆかりの行徳寺に参拝しました。坊守様より、道宗がいかに熱心な聞法者であったか、そしてその姿を蓮如上人が『お文』に記しておられることなど、たくさんのお話を聞かせていただきました。

行徳寺の茅葺き屋根の山門

行徳寺の茅葺き屋根の山門

続いて城端別院善徳寺に参拝しました。突然の大雨で、予定していた時間に遅れての訪問にも関わらずご輪番はじめ皆さん温かくお迎えくださいました。善徳寺の歴史をお聞きし、丁寧な説明のもと諸殿も拝観させていただきました。こちらでは365日欠かすことなく法話が行われていて、午前6時半の晨朝勤行・法話には多くて20数人、少なくて5~6人のお参りがあるそうです。

城端別院善徳寺堂内

城端別院善徳寺堂内

2日目は先ず井波別院瑞泉寺に参拝しました。昨年の研修旅行で横浜別院に参拝したときお世話になった当時の竹部輪番が南砺市にある自坊に戻っておられ、ご挨拶に来て下さり嬉しい再会となりました。「信仰と木彫りの里 井波」の言葉通り、井波の町は随所に彫り物が施されていました。各家の玄関にはその家の当主の干支の彫り物を掲げていました。瑞泉寺に施されている彫り物も立派で本当に素晴らしいものでした。

井波別院瑞泉寺本堂と太子堂

井波別院瑞泉寺本堂と太子堂

次に今回の研修旅行最後の寺院、棟方志功ゆかりの光徳寺に参拝しました。坊守様から、ご本尊の蓮如上人御自作の「黄金阿弥陀佛」のお話、また、棟方志功をはじめ光徳寺に訪れた民芸作家の方々のお話を聞かせていただき、数々の作品もゆっくり拝見させていただきました。棟方志功が描き上げた『華厳松』は物凄い迫力を感じる作品でした。

棟方志功版画碑

棟方志功版画碑

今回参拝しましたいずれのお寺も大変興味深く、もう少し時間が欲しかったという思いは残りますが、充実した2日間を過ごさせていただきました。この研修旅行を支えて下さった全ての方々に感謝申し上げます。

参加者の皆様、お疲れさまでした。そしてアンケートのご協力、ありがとうございました。