教えて教務所「本山授与のご本尊について」【しゃらりん34号】

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今回は、お内仏(仏壇)にご安置するご本尊について説明したいと思います。ご本尊は東本願寺(真宗本廟)からお受けします。受付窓口は、京都の東本願寺(真宗本廟)参拝接待所、または大阪教務所です。お求めの際は、申請書等は特に必要ありませんが、仏壇やご安置する場所の寸法を事前に十分にご確認ください。
お内仏のご本尊には、大別して「軸型(じくがた)」・「三折型(みつおりがた)」・「額装型(がくそうがた)」の三種類があり、様々なご家庭の住居環境に対応できるように配慮した仕様となっております。寸法・種別・授与礼金が詳細に異なりますので、教区通信(p91・92)をご参照いただき、ご門徒のニーズに相応したご本尊(授与物)をお選びください。

まず、多くのご門徒がお受けされるご絵像のご本尊(軸型)について説明いたします。この「軸型」には表装の種類が、「金襴(きんらん)表装」と「無金(むきん)表装」の2種類があります。金襴表装は、本紙を表装する裂地(きれぢ)と呼ばれる布地の部分が金糸で織られたものです。無金は、裂地部分が黄色の糸で織られたものです。また、「金襴表装」のご本尊には金泥(きんでい)塗りと截金(きりがね)細工の2種類があります。金泥塗りは、純度の高い金粉を膠(にかわ)の液に泥状に溶いたもので金色の部分を描く技法です。截金のご本尊は、後光(ごこう)・衣・蓮台(れんだい)部分の仕上げに截金細工を用いています。截金細工とは、純金箔を竹刀で細く線状に切りだし、貼り付けていく伝統技法です。この技法を用いることでより御本尊が浮き出て見えるようになります。

そして、あまり知られていない木仏のご本尊についても説明します。木仏のご本尊は門徒用授与物と異なり、本山から授与されるものではありません。ご門徒の方が木仏をご所望の際は、仏具店や有縁の仏師に調製を依頼し、完成した木仏を本山の授与物委員会が点検し、認定をします。点検が完了いたしますと、ご門首より願人法名での裏書をいただけます。なお、申請の際は宗務所と点検期日の調整などの事務手続きがありますので、必ず事前に教務所へご相談ください。

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