朋友会・あゆみの会合同研修会 開催

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6月21日(火)午後1時30分から、阿倍野区の即應寺(藤井真隆住職)をお借りして、前回2019年9月24日以来、コロナ感染下で空白であった、第2組青年僧組織の朋友会と合同の研修会が、墨林浩組長(光照寺)と池田英二郎副組長(宗恩寺)並びに同朋の会推進委員の喜左上恵子住職(紹隆寺)と藤井真隆住職、そして朋友会有志と推進員20名が参加して開催された。

あゆみの会事務局の本持(即應寺門徒)の進行で開会、真宗宗歌斉唱。続いて朋友会会長友澤秀三住職(南照寺)と第2組から池田副組長からご挨拶をいただき、講師の神保朝成先生(憶想寺)から「出遇いの中で気づかされる私」と題してお話をいただいた。

先生は、先日、命終されたお母さんを偲ばれながら、自身が自分の価値観から抜け出させない自分について、恩師に話したところ、「自分自身に問うことを忘れている。もっと自分自身に向き合って考えることだ」と言われた。「なるほど、自身は答えを求めて仏教や真宗に聞いていたのだなあ」と気付かされた。

そして、母は身を通して、人が亡くなると言うことを我々に教えてくれたと。

また、別院でいろんな出会いをしてきたが、世話好きで熱心な念仏者のご門徒さんご夫婦にお育てをいただいたし、當麻秀圓輪番から教わったのは、「寺と言う字は十一寸で構成される。物事をはかるのは尺度(社会の常識)で、一尺は十寸。お寺は世間の価値観を超えた、如来さんの教えをいただく場所だ」と教わった。今後も聞法を通して、ご門徒の皆さんと共に教えにであって行きたいと思うと話された。

最後に、恩師加来雄之先生の言葉「人生の辛さが仏法に遇う縁となり、そのことが人の歩みを深めていく」で締めくくられた。

休憩後は、あゆみの会吉田雄彦副会長の進行で座談が始まり、お寺の在り方について、活発な意見が出された。今後も門徒、住職が共に聞法を重ねながら継続していくことを確かめて終わった。

最後にあゆみの会細川克彦会長により閉会の挨拶があり、恩徳讃を斉唱して散会した。(レポート:本持)