組同朋大会で真宗落語

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9月7日に第6組の同朋大会が開催されました。組内門徒を中心に300人近い参加があり、会場の難波別院本堂は、増設した座席までほぼ埋め尽くされました。

最初に正信偈同朋奉讚式による勤行がありました。参拝者で満堂の中、一同に正信偈を唱和できたことは、まさに御同朋を体感できる貴重な経験となりました。その後、鷦鷯律組長、山田重信組推進員連絡協議会(組推協)会長の挨拶がありました。

休憩の間に準備が行われ、いよいよ落語の上演となりました。前座の若い落語家さんによる定番のお噺の後、桂小春団治師匠による真宗落語「法事ンピック」(作:廣瀬俊第17組法觀寺住職)が披露されました。来年に迫った東京オリンピックに重ね合わせ、多くの人が経験している法事の席の諸事情を盛り込みながら、面白おかしく噺が展開していきます。笑いを通して、法事の勤行、荘厳、作法等に触れることができました。参加することに意義があるオリンピックと同様に、法事もお勤めすることが大切であるという落ちも見事でした。

最後に実行委員長の茨田通俊願光寺住職が閉会の挨拶をして、2時間にわたった大会を終えました。今回は、これまであまり寺院に参拝したことのない人の来場もありました。同朋大会の開催が、今後も聞法の場に身を置く契機になれば嬉しい限りです。