第21組・天津良嗣(組通信員)

第21組 お寺入門講座を開催しました。

1月19日、研修行事「お寺入門講座」を開催しました。

内容は昨年から続く 親鸞聖人のご生涯 です。

今回は眞光寺さんを会所として光浄寺・北畠顕成さんを講師に、主に(関東での活動)を御講義していただきました。

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寺族の方はもちろん、ご門徒様も親鸞聖人の伝記を読んだ事のある人は多いかと思います。

ひとつひとつのエピソードに聖人が何を考え、何を感じて生きてこられたのかを知る手がかりがあります。しかしながら、それは読む人によって解釈が変わる事が多々あり、それは読む人の年齢や経験の違いからくるものかと思います。昔は感じなかった聖人の思いがひょっとすると今ならわかる事があるかもしれません。ぜひ皆様も、折を見て聖人の人生を訪ねていただけたらと思います。

 

真宗本廟収骨の取材

21組寺族研修「お寺入門講座」の取材で、先日の大谷祖廟に引き続き本山に取材で伺いました。

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映像資料とする為にいろいろと撮影させて頂きましたが、スタッフの方のご協力もあり良い資料が作れそうです。

私自身は3年前にご門徒様の真宗本廟収骨に付き添って以来でしたが、正直どういった流れで行われるのか、細かいところはほとんど忘れていました。収骨の相談を受ける際に、あやふやな知識ではご門徒様の不安を解消することはできません。資料作成の為の取材でしたが、私個人もいい勉強をさせて頂きました。

第21組 「社会問題を考える会」現地学習会 報告

去る1月30日(金)~31(土)日に、「社会問題を考える会」の現地学習会として長崎・佐世保方面に一泊二日の研修旅行に行ってまいりました。

行程は 浦頭引揚記念平和公園~無窮洞~特攻殉国の碑 等のマニアックな旅です。

IMG_2218「浦頭引揚記念平和公園」

太平洋戦争の終結に伴い、海外におられた邦人約629万人が日本に引き揚げました。その引揚港のひとつが、この浦頭。当時の引揚者の過酷な状況、そして祖国の土を踏める喜びが展示品から伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「無窮洞」

戦時中の巨大な防空壕です。素人が掘ったとは思えない程の完成度の高さ。ただ、それを掘ったのが当時の小学生だったという事実。感嘆とともに複雑な気持ちになります。勉強したり、遊んだり、、、という今の当たり前が当時にはなかった現実が、リアルに残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

IMG_2236「特攻殉国の碑」

長崎県川棚町の海辺にある、特攻で散っていった若者たちへの鎮魂の碑です。昭和45年、旧海軍の魚雷艇訓練所があったこの地に立てられました。新しい花がたくさん添えられ地元で大切にされていることが伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上のように、太平洋戦争ゆかりの地を巡る今回の研修旅行。基本マニアック路線の旅ですが、だからこそ感じられるものがたくさんありました。個人的には最後の「特攻殉国の碑」に一番グッときました。おそらく70年前に訓練生が見たであろう綺麗な海の風景がそのまま残っており、彼らの思い、願いが聞こえてきそうです。平和の有難さや意味を考えさせられる今回の旅でした。

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