上映報告:映画「原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち」

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去る6月2日(金)、『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』の映画上映を行いました。あいにくこの日は警報が出るほどの大雨で、足元のかなり悪い中34名の方が来場されました。

●   映画公式サイト:https://saibancho-movie.com/

映画では非常にわかりやすく地震の単位について説明されていました。地震を表す主な単位として、マグニチュードや震度はよく耳にします。マグニチュードは震源が発するエネルギーの大きさ、震度は観測地点がどのくらい揺れたかを表す単位です。それ以外に「ガル」という単位があり、これは観測地点での振動の激しさ・加速度を表す単位だそうです。このガルは住宅メーカーではよく用いられるのに、なぜか原発に関してはあまり用いられません。ガルを用いて比較すると原発の耐震設計基準が頻発する地震よりも低いことがわかるのです。「我が国の原発の耐震性は極めて低い。よって、原発の運転は許されない。」あまりにも明確な樋口理論に目からウロコでした。

一方福島県の若き農家たちは、ソーラーシェアリングという方法で自然エネルギーによる発電事業と有機農業による農場経営を始めます。日本の豊かなエネルギー自給と食料自給で希望ある未来を築くために。

来場された方々から、とても良い映画だった、と好評をいただきました。

各地で自主上映会もされています(7/31と8/26に京都市内で)。
ご覧になりたい方はぜひ公式サイトでご確認ください。

上映後予定されていた河合弁護士の講演は、大雨による新幹線運休のためありませんでした。とても残念でした。