タ・チ・ソ フィールドワーク

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10組の若樹の会(青年会)主催で 12月20日に組内に位置する高槻市においてタチソのフィールドワークを実施しました。組にも呼びかけて参加していだきました。

高槻『タチソ』戦跡保存の会の方を講師に説明・案内いただきました。最近アメリカで発見された終戦当時の写真(倉庫内に機械が搬入されている)も紹介くださり、当時の雰囲気を想像しながら見学させていただきました。

タチソとは、旧日本軍が使用していた暗号で高槻地下倉庫の頭文字をとったものです。1944年9月、軍司令部をつくる計画が立てられ、次第に目的が変更され川崎航空機㈱の陸軍機「飛燕」のエンジン製造工場になる予定でしたが、実際には稼働していません。作業員は地元学生や住民の他、強制連行、その他の手段で連れて来られた朝鮮人でした。特に朝鮮人が危険な作業にあたり多くの死傷者が出たといわれています。タチソは9000㎡あり、全国で4番目の規模を持つ地下倉庫です。

こんな身近なところにこんな戦跡があるにも関わらず、知らないことばかりでした。出向く大切さもあらためて感じさせられました。

あと、トンネル内でたくさんのコウモリに出会いました。最近街中では出会えなくなりましたね。