若手の会主催研修会 12月4日開催

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去る12月4日、茨木別院会館1階仏間を会場に第11組若手の会が主催し、「帰敬式」をテーマとして組内のご住職・寺族の方々を対象に研修会が開催されました。当日6名が参加され、第11組若手の会会長・田牧 学氏(専想寺住職)が司会を勤められました。

今回の研修会は、柏原市・遠慶寺(大阪教区第18組)住職・大橋恵真師がご出講くださり、❝「私は正しい」。争いの根はここにある-帰依仏ということ-❞ と題し、質疑応答を交えつつ約90分ご講話くださいました。

「帰依仏ということ」を基調に、真宗本廟に掲示されていた ❝「私は正しい」。争いの根はここにある❞ という言葉との出遇いを通して、『歎異抄』後序や『唯信鈔文意』などの御聖教に訪ね、平生のご法務やご門徒との関わりの中で感じられたことなどを交えつつ丁寧にお話しくださいました。

また、9月にご逝去された寺川俊昭先生との出会いから体験されたことや、難波別院に勤務されていた頃に伊東慧明先生との出会いから学ばれたこともお話しくださいました。

参加された方々は、ノートを取るなどし、熱心に大橋師のご法話に耳を傾けておられました。

一方、運営面では、主催の若手の会は、感染防止の対応として事前にマスクの着用を参加者にお願いし、広い会所を茨木別院から貸出していただき参加者が十分間隔を取ることができるように配慮されていました。手指消毒液や非接触型体温計も別院からお借りし、体温やワクチン接種について任意で聴き取り記録し参加者名簿の作成につとめていました。

昨年来、長期にわたり感染症が続く先の見通せない不安の中、茨木別院のご協力をいただきつつ感染防止に十全に配慮し、久しぶりに聞法の場が開催されたことは、一参加者として有意義であったと感じました。