8月の【安住荘】は西稱寺 住職 宮部渡 先生でした

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去る8月6日(月)
8月の【安住荘】の御講師は、大阪教区 第15組 西称寺 住職 宮部 渡 師でした。
連日燃えるような暑さの中、本堂の方には満員御礼30人近くの方々が聴聞にいらっしゃいました。

御法話ではまず初めに「鬼」と言うことについてご自身の体験を元に

我々は他人の悪事を裁いたり、批判することは
するが自分自身の中の「鬼」ということは気づかない。
ここでいう鬼とは自分にとって都合が悪い事、他者に対して腹を立てる心の事でしょうか。他人に怒っている時の自分の心はまさに鬼のようであります。
そんな自分の姿には中々気づけ無いという事をお話ししていただきました。

その後に妙子人の浅原才市という方の詩を紹介していただきました。以下引用

おらのかかあのねすがたみれば
じごくのおににそのまま

うちにはおにがにひきおる
おんなおにに おとこおに
あさましやあさましや
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ

「よその鬼を見つけることは簡単だけれども、あなたの顔はどんな
顔をしているのか?」
「自身の中の鬼に気づかせてもらうはたらきは仏法でしかない。お念仏に出遭う事でしかない」
「自分の都合だけを押し付け合い傷つく世界こそが地獄である。」

こういった先生のお言葉は、思い起こすと何か心に響くものがあります。

 

9月の【安住荘】定例法話のご案内

日時 : 9月21日(金) 午後1時から午後3時ごろ

講師 : 遠慶寺 住職 大橋 恵真 師

【安住荘】〒547-0026 大阪市平野区喜連西5-4-14