第27組・松林俊明(組通信員)

27組巡回法座開催

5月23日(土)午後2時から瀧光寺(瀧谷彰住職)を会場に、大阪教区教化委員会主催の巡回法座が開催されました。
巡回法座は教区内の遠隔地にある寺院を対象に開催される門法会で、27組では毎年奈良県南部の寺院で開かれています。
瀧光寺さんは難波別院から車で約2時間半の吉野郡黒滝村にある過疎限界集落に存在し、門徒戸数は7戸しかありません。巡回法座では全戸から村民全員がお寺に集まって聴聞してくださいます。
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ご住職は今年で83歳。お体を労りながらお寺を坊守さんと二人三脚で守ってくださっています。
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ご住職のご挨拶では、「私も歳を取り、お参りして下さる人も歳を取り、あと何年続けられるかわかりませんが、いのちある限り共に頑張りましょうや。」とおしゃった言葉に頭が下がりました。

27組青年会フィールドワークin奈良

青年会5月の例会は、27組公開講座(5月27日開催)の事前学習として、奈良市大安寺にある奈良県立同和問題関係史料センターを訪ねました。公開講座の講師をお願いしていますセンター長の奥本武裕氏からお話をうかがいました。
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センターの中には展示室もあり、「大和の地域社会と被差別民衆」の常設展示を案内解説していただきました。
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展示の中には真宗関係のブースもあり、被差別部落への教線の歴史や、寺院を通じた村内外の交流の様子が史料をもとに学ぶことができます。自由に見学もできますので史料センターホームページをご確認下さい。

”おてらびとの集い” 27組人権学習公開講座のお知らせ

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●日時 5月27日(水)午後7時より
●場所 大和大谷別院会館
●講師 奥本武裕氏(奈良県立同和問題関係史料センター所長)
●講題「浄土真宗の広がりと大和の地域社会」
●参加無料
●ご参加をお待ちしています。

27組学習会開催

毎月27日は27組学習会の日です。
4月27日(月)午後7時より9時まで上牧町の光隆寺さんを会場に学習会が持たれました。今回は「第4回教区門徒戸数調査について」の説明会を兼ねての開催で、教区本山御依頼額割当・勧励委員長、教区会議長、教務所次長、教務所主計の皆さま方がお越しくださり、調査についての詳しい説明と解説をしていただきました。
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27組は約30年前より独自に門徒戸数を調査し、御依頼割当に反映させています。また組内独自の割当基準を設け、組内の過疎地区の極少門徒戸数寺院の御依頼額の軽減に努めています。このことは組内に於いて支え合い、公平性を保つ共同教化の取り組みでもあります。また、組会・組門徒会の合同総会の折には、各寺院の門徒戸数を開示して公明・透明性を保っています。
参加者からは「公平性・公明性・透明性を保つための努力を惜しまず、過疎軽減と極少門徒戸数寺院への手厚い措置をお願いします。」と実情を訴えながらの意見がありました。

27組青年会 例会 開催しました

4月9日(木)午後7時から9時まで、大和大谷別院会館研修ホールにて4月例会が参加者7名で開催されました。
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議題は、5月27日(水)午後7時より大和大谷別院会館で開催する「27組公開講座」の打ち合わせと、今後の会の運営について話し合いがなされました。
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公開講座へご参加下さい。

福島の子どもたちのホームステイ in 27組

3月30日~4月3日の間、福島からゲストの一家族がホストの願隨寺(平野圭晋住職)さんにやって来ました。ゲストは5才と1才の子どもさんとそのお母さん。その詳しい様子は願隨寺ブログをご参照下さい。
27組の坊守会では奈良公園に同行したり、たこ焼きパーティーを開いたりとこのホームステイを支援。また坊守会には、同じ年頃の子どもを持つ会員があり、家族ぐるみでの交流がはかられました。子どもたちはすぐに意気投合し遊びまわり、母親たちは子育てに悩む苦労を共感したりと、親子でコミュニケーションがはかられました。
その会員の一人でもある淨宗寺(畠中光炎住職)坊守さんは、ご住職と共に陶芸家(晃炎窯)で、ゲストを招きにわかに陶芸教室が開かれました。

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子どもたちが手形を取り、お皿を製作しました。
いい思い出になってくれることでしょう。

27組学習会開催

毎日27日は27組学習会の日です。

今回は王寺町の教願寺さんを会場に午後7時より参加者10名で開催されました。

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今回のテーマは「見真大師額」について。御影堂のあの額は降ろすべきか? 残すべきか?…。様々な意見が出ましたが、結論は繰り越しに。それぞれの課題として問い続けて行かなくてはならないことが確認されました。

第27組青年会 一泊研修会 開催

毎年、27組青年会(平野圭晋会長)では宿泊研修を開催しています。今年度は3月11日~12日、天理教本部と大阪教区25組宇陀ブロックを周り、奈良県下の宗教事情と過疎化の問題を考える研修を実施いたしました。

1日目は、天理教本部を視察。神殿、教祖殿、一周800メートルに及ぶ回廊を廻りながら、職員の方に天理教の歴史や教え、現状について説明を受けました。

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その夜は曽爾村の民宿に宿泊。地元の専光寺のご住職(田代公隆氏)夫妻の訪問を受け、宇陀地区の実情についてお話しを伺いました。

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2日目は、宇陀市(旧室生村)の専明寺(加藤惠住職)さんを訪れ、過疎限界集落にあるお寺の実情を伺いました。DSC_0135

境内地の中を伊勢本街が通るこの在所は、昔宿場として栄え、50戸を越えるご門徒さんがいらしゃいました。今では15戸となり、60才を越えるご住職ご夫妻がこの村で一番お若いそうです。

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お話しを聞かせていただくと、山間部のこの地域において、いかに法義相続が大変で、護持運営に尽くすご苦労が並大抵では無いことが伺われました。

27組においても、過疎地域の吉野地区のご寺院があり、お互い支え合っていける具体的な方法と施策のあり方について、本山や教区を交え考える必要性を、今回の研修を通し改めて感じました。

なんとか、手遅れになってしまわないように、みんなで考えて参りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

27組学習会開催

  27組は、毎月27日に組内寺院会所持ち回りで、学習会を開催しています。内容は会所住職が、信心の味わいや課題を発表し、討議討論をしています。

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2月27日(金)午後7時~9時、会場は王寺 町の正光寺さんで、参加者は10名。発表は20代と組内で一番若い藤崎住職です。まず「肯定」「否定」と書かれたプラカードを参加者に配り、出題される問題に賛否をカードで示し、一人づつの意見を交わしていこうというものでした。

第1問は「安楽死について」。参加者の意見は半分に別れ、いろんな意見が交わされました。「苦しみながら死を待つのは嫌だ。」「いのちは誰のものでもない。自分の都合で死なせてはならない。」「人権を尊重するのなら、その人の死も尊重しなくてはならない 。」「尊厳死=安楽死」「自殺は尊重できない。」「自然法爾として死をいただく。」「生と死は一体。」「人のはたらきで犯してはならないものはある。」「人は自らのはからいを捨てることはできないので、安楽死を選ぶことは否定できない。」等々。いろんな意見が出て、結果の出る話ではありません。いろんな立場からの話も出て、死について今一度考えさせられる機会となりました。

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他にもいくつか設問を考えて下さっていたのですが、第1問に時間をに使ってしまい、二問で会は終了してしまいました。ちなみに第2問は「徒競走の順位について」。否定は1人。他が肯定での話し合いでした。DSC_0091

 

27組学習会が開催されました

11月27日午後7時~9時、安專寺(藤井紀安住職)さんを会場に27組の学習会が開催されました。

27組では、毎月27日に住職寺族の学習会を組内寺院の会所持ち回りで開催しています。学習テーマは担当寺院にまかせていて、その時どきの住職の課題や問題点を発表され討議討論する回や、輪読会、声明講習、人権問題、歴史研究、等々…。多岐にわたり学習が行われて、意見交換、情報交換が行われています。また会場が移ることで組内の全ヶ寺を訪れることができ、事情で他寺の機会に参加できないお寺でも、約3年に一度は会場が回って、顔の見える組内のお付き合いができています。

今回は安專寺住職の発題で「大和大谷別院の御遠忌」についてを討議討論しました。まず大谷別院御遠忌準備委員会の委員さんから進捗状況の報告がなされ、いかに御遠忌を大切に勤めることができるのか? 活発な意見交換会がなされました。あまりに白熱をしたものですから、写真を撮るのを忘れてしまいました。

来月は年末になるので、学習会はお休みですが、1月は会場を大和大谷別院にして今回のテーマを引き続き意見交換会が行われます。

27組 共同教化のこころみ

共同教化の試みとして、昨日11月19日に27組組青年会は淨宗寺(畠中光炎住職)さんとの話し合いを行いました。

青年会会長熱い思いを語る

青年会会長熱い思いを語る

27組は過疎化の進む地域を抱え、存続に苦慮しているお寺が多く、1ヶ寺ではできない活動を近隣のお寺がお互いに協力をしていこうと、組青年会(会長平野圭晋氏)が青年会の活動として”共同教化”を模索しています。

今回で話し合いは2回目となり、前回では淨宗寺さんの地域性や、教化活動の様子を住職をはじめ寺門徒会の役員さんから話を聞きました。高齢化が進み若い人が少なく、毎月開催している聞法会もメンバーが減少している状況で危機感を訴えられます。

では、「この状況で何ができるのか?」「どうすればいいのか?」お寺側の問いかけと、「何をしなくてはならないのか?」「どこまでできるのか?」青年会の自問に、2回目の話し合いでは熱い討論会となりました。

具体的なことは決まらない話し合いではありましたが、お互いお寺への熱い想いを確認することのできることができました。これからも27組の取り組みは続きます。