「原子力問題を考える公開講座」開催のご報告

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さる5月17日(木)難波別院・同朋会館講堂におきまして、京都教区法傳寺住職の長田浩昭氏を講師にお迎えし、原子力問題を考える公開講座「原発問題と『浄土の真宗』」を開催いたしました。当日は、約50名の方々にご参加をいただきました。ありがとうございました。

お話の中で、長田氏は「原発問題が、教区内で広がっていかないのはなぜでしょう。それは、そのことを課題にしなくても、浄土真宗という教えは成り立っていると、どこかで思っているからではないですか」と問いかけられました。そして、さらに「私たちが浄土真宗の教えと言っているものと、親鸞聖人が『教行信証』の後序において『浄土の真宗』として語られたことの間には、もしかすると大きなズレがあるのではないでしょうか」と話されたことが、とても印象的でした。

私たちが原発問題に向き合うときの姿勢や立ち位置について改めて考えさせられる、とても貴重な公開講座であったと思います。

公開講座の様子

当委員会では、これからも原子力問題を考える公開講座や、映画上映会などを定期的に実施してまいります。ぜひご参加いただきますよう、お願いいたします。