教区事業のご報告【しゃらりん35号】

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女性住職の集い

社会・人権部

真宗大谷派では、1991年に卑属系統(自分より下の世代の親族)に男性教師がいないことを条件に、女性の住職就任を初めて認めました。1996年には条件が撤廃され、住職継承に男女差は解消されました。現在、全国で186人、大阪教区内では19人の女性が住職に就任し、活躍されています。しかし、多くの男性住職の中の女性ということには変わりありません。ご存知の通り教区会・組会を見渡しても男性が大勢です。

大阪教区「男女の平等参画を考える実行委員会」で女性住職の声を聞く場を設けようと企画したのが「女性住職の集い」です。通年テーマを「ちょっと聞いてぇ ちょっと教えてぇ」とし、日頃の法務の疑問からお寺の運営に至るまで、寺院生活の話を中心に参加者同士で語りあう場としました。参加の呼びかけは、女性の住職・代務者、将来住職就任を考えているかたに声を掛けています。

毎年、講師と内容・テーマを実行員会で参加者の意見を取り入れながら検討しています。これまでに税理士を招いて「宗教法人税務」、絵本を題材に「絵本から味わう僧伽」など色々な角度から講師を招いています。また、本山から解放運動推進本部「女性室」スタッフの中川和子さん(三重教区常願寺住職)にアドバイザーとして参加してもらっています。

今年度は、真宗大谷派参務・解放運動推進本部長の草野龍子さんを招いて「教団の中の女性」をテーマに、ご自身の歩みを通した話をしていただきました。女性室スタッフの中川さんからは、女性室制作「女と男のあいあうカルタ」(ジェンダーカルタ)の紹介があり、実際にみなさんとカルタ取りを行いました。研修会終了後には講師・参加者・実行委員の交流の場として懇親会を催し、ざっくばらんに楽しく過ごしました。

参加者からは、「集い」は開き続けてほしい、場が開かれていることが日頃の法務の力になるとの声をいただいています。実行委員会としても、委員一人ひとりが「場を開く」ことの大切さを「集い」を通して感じています。

(第21組西願寺・藤原 勲さん)

第45回同朋大会

研修・講座部

さる5月11日(土)に難波別院本堂を会場に、教区教化委員会・研修講座部主催の第45回大阪教区同朋大会が開催され、約1300名が参加されました。

教区基本テーマ「集おう いのちのサンガ」を大会全体のテーマとし、「あなたの居場所はどこですか?」をサブテーマとして、ご門徒の意見発表のあと、真城義麿さん(四国教区善照寺住職)のご法話をいただきました。

 

まず意見発表では、大阪教区第12組唯稱寺門徒の橋本隆夫さんに発表いただきました。橋本さんは東西両本願寺から寺号を認められた東西両派立合寺院としての唯稱寺の歴史を紹介され、また自らが出遇われた前門徒会長、前住職、現住職の三人の方々のお話を交えながら、彼らとの出遇いによって自らの居場所をいただけたこと、また「寺族」と門徒が協力して寺院を支えていく大切さを語られました。発表後、参加者からは「寺院と門徒の関係性が薄れていくなか、関係が強固な唯稱寺が羨ましい」「お寺のために一所懸命尽くされる姿に頭が下がる」などの声が多く寄せられました。

続いて真城義麿さんをご講師として、「あなたの居場所はどこですか」をテーマにご法話をいただきました。法話では居場所を求めながら「個」へと閉じこもろうとする、つながりを求めながらも煩わしさを感じるなど、現代社会の傾向を例にあげながら、「居場所」とはそれぞれの場所で他者と関わりを持ち、認めあいながら安心して共に生きられる場所であると、お話されました。

同朋大会全体を通して、参加者からは「目の前の小さな居場所を大切にしようと思った」「自分の居場所を考えるときに『共に』という視点が抜け落ちていたことに気づかされた」など、多くの意見がアンケート等で寄せられました。いただいたご意見を参考に、次回以降の同朋大会がさらに「寺族」、門徒が共に学び考える場になるようにしていきたいと思います。

(大阪教務所)

組門徒会研修大会

研修・講座部

さる6月18日(火)、各組門徒会員約250名が参加して組門徒会員研修大会が行われました。

それぞれ午前と午後の2班に別れ、真宗本廟と天台宗青蓮院を参拝いたしました。

青蓮院は、宗祖親鸞聖人が9歳で得度を受けられた場所で、境内には聖人のお髪が納められている植髪堂があります。

本山では両堂を参拝し、大寝殿及び白書院にて昼食をいただきました。昼食後は、阿弥陀堂で参加者全員でお勤めをし、その後、視聴覚ホールへ移動し木全和博参務による法話を聴聞しました。

また、本山職員の案内による御影堂門や能舞台を中心とした諸殿拝観が行われ、普段下から見上げる御影堂門にも登り、安置されている釈迦如来、弥勒菩薩、阿難尊者の三尊像を拝観いたしました。

参加者からは、「本山の歴史を詳しく知ることができて、大変充実した研修となった」という声を聞くことができました。

(大阪教務所)

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