義絶状 ~法話を考える会~

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第21組では、12月11日(火)午後6時から第6回法話を考える会を行いました。

会場は堺支院。

今回の参加者は9名でした。

前回に引き続き、講師に村上宗博先生(京都教区山城第1組・願教寺住職)を招いて、『親鸞聖人御消息集』を学びました。

今回は『親鸞聖人御消息集』の第17通・第20通・第21通を中心にお話していただきました。

第17通は善鸞の問題について触れている真浄に宛てた手紙。

第20通は慈信房善鸞に親子の縁を切ることを通告した「義絶状」。

第21通は善鸞義絶を伝えるため、横曽根の性信宛に出した「義絶披露状」。

信頼をおいて東国に送り出した善鸞の行いが明らかになり、親子の縁を切ることを決断した親鸞聖人の苦悩する姿を窺い知ることができました。

村上宗博先生は権力者に近づいて念仏を広めようとしたことが義絶にいたった原因ではないかと話されていました。

また法話については、自分の思いを勝手に語るだけではなく、自分を通して仏法を語らなければならない、仏法を伝えなければならないと強くおっしゃっていました。

村上宗博先生有難うございました。