第二組 聞法会を開催しました

Pocket

9月27日(火)午後2時から、専行寺(武石由美住職)で第二組聞法会「共に学ぶ『正信偈』」が開催され、組内の住職、寺族や門徒、推進員22名が参加しました。

 勤行の後、第四組 正業寺住職 新田修巳先生を講師にお招きし、法話をいただきました。先生は善導大師のお言葉、「もし行を学ばんと欲(おも)わば、必ず有縁の法に籍(よ)れ」(聖典219頁)に最近、特に心が引かれると話され、それは称名念仏であると。

先生は20歳代の頃、お念仏は称えるけれど、なかなか心がついていかず、困って先生方にお訊ねしたと。

はじめに駐在教導として大阪に来られていた長川一雄先生に、口からお念仏が出ないと話すと、長川先生は一例として、登園しない保育園児を連れてきて、両親がこっそりと隣の部屋にいて、帰ると言って泣き叫ぶ子に陰から子の名を呼んでもらったら、びっくりして泣き止み、それからは安心したのか登園するようになったと。「南無阿弥陀仏」は仏様があなたを呼んでくださっている呼び声であると。

また、仲野良俊先生に帰命(南無)って何ですかとお尋ねしたら、弘田三枝子さんの歌っている歌に「いのちをあなたに預けた!」という歌詞の歌があるが、そのように仏様に全部お任せするという意味だと。

また、竹中智秀先生に「阿弥陀様はどういう仏様ですか」とお尋ねしたら、『観無量寿経』に「念仏の衆生を摂取して捨てたまわず」(聖典105頁)とある摂取不捨の心とは「えらばず・きらわず・見すてず」という心であると。

このように3人の先生方からお念仏の意味をくわしく教えていただき、お念仏を申されるようになったと話されました。

休憩後は、如来の大悲のお心について、お母さんがたとえ離れていても、常に子のことを思っている心に譬えられ、親鸞聖人は、その阿弥陀のお心を如来大悲の恩徳といただかれたと、しみじみとお話し下さいました。(レポート:細川克彦)