(レポート追記)第二組 聞法会を開催しました

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4月27日(木)午後2時から、紹隆寺にて第二組聞法会が開催され、組内の住職、寺族や門徒、推進員26名が参加しました。

 勤行の後、第十八組 遠慶寺 住職 大橋恵真氏を講師にお招きし、法話をいただきました。

大橋先生には、昨年4月28日以来、2度目のご出講をいただきました。

先生は、この3年余りのコロナによる行動の制限などにより、毎日を無駄に過ごしてしまったとか、充実した日々を過ごすことができなかったとか、つい考えてしまうのではないかと問いかけられました。

しかし、仏さまの智慧をいただくと、無駄な人生とか、空しい一日とか一瞬というものはないと気づかされましたと話されました。

善し悪しについても、善い1日、悪い一日と考えてみたり、また、善い人、悪い人と考えたりしてしまうことがあるが、それらは自分にとって都合がいいか悪いかに基づいていることが多く、決して本当にそうとは言えないことが『歎異抄』(真宗聖典640-641頁)から教えられると。

また、「念仏衆生は、横超の金剛心を窮(きわ)むるがゆえに、臨終一念の夕べ、大般涅槃(だいはつねはん)を超証す。」(同 250頁)を「南無阿弥陀仏と正しい信心をもって念仏する人は自分の人生において都合の良いこと(晴れ)も、都合の悪いこと(雨)も、全部丸ごと自分の人生であると引き受けて生きていくことが出来るので、どんな一日であっても、充実した尊い一日としていただいていくことが出来るのです。そしていのち終わっていく時に、本当の意味で自分の人生を完成、完結させていくことが出来るのです。」と意訳(資料)され、阿弥陀様の本願のお心(智慧)に気づいてくださいと常に呼びかけておられると、具体的な日頃の生活の中から例を引きながら、わかりやすくお話し下さいました。(レポート:細川克彦〈佛足寺〉)