推進員養成講座の第3回目を開催

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昨年の9月以来報恩講期間を経て、第3回目の同朋の会推進員養成講座が、1月19日に天満別院で開かれました。「真宗の教えに聞く」というテーマの下で講座が回を重ねて来ましたが、今回は特に「私の願いと仏の願い」ということで、講師のお話と座談が行われました。今回も約40名の門徒の参加がありました。

午後2時に開会し、正信偈同朋奉讃式のお勤めの後、講師の大橋恵真師(第18組遠慶寺住職)の導入のお話がありました。

班別座談会では、過去2回同じ顔ぶれだった班編成を組み直し、各々新しいメンバーでの話し合いがもたれましたが、どの班でも積極的な意見交換が行われました。まず健康や平和等自分が日頃抱いている願いとするところを忌憚なく出し合い、人間関係等において願いが必ずしも叶わない現実に、どのように向き合うかについて、各々の経験を交えながら語り合いました。そして自分の願いが叶わずとも、不条理を受容できた時の心情が仏様との出遇いとして語られました。

休憩の後、座談会を受けての大橋講師のお話がありました。私の願いを考える際、私たちにとってどうなることが幸せなのかが問われている。実は人間にとって生きることの意味を見失っている時が一番の苦しみであり、本当は無量、無限(出世間)を求めているのが人間である。すべてをそのままに受け容れられる私であることが願われていたと目覚めさせられる、それが仏の願い(本願)が私にはたらいている、つまり仏から私に人生の意味が与えられることだ、とされました。

第4回講座は3月16日に、これまでと同じ天満別院で開催されます。