家族は境遇や体験を共有した人たち

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第2回 親鸞フォーラムin大阪の開催に向け、各氏より『南御堂』誌にいただきました「仏教×家族」についてのコメントです。

ヨシダ ナギ(写真家)ヨシダナギ氏(写真家)

1986年東京都生まれ。独学で写真を学び、2009年より単身アフリカへ。
以来、アフリカをはじめとする世界中の少数民族を撮影、発表。唯一無二の色彩と直感的な生き方が評価され、数々の賞を受賞。
写真集に『SURI COLLECTION』(いろは出版)、『HEROES ヨシダナギBEST作品集』(ライツ社)。

家族は境遇や体験を共有した人たち

私にとって、ある時まで家族とは血縁関係のある限られた集団であり、極端に絶対数の増えることがない小さいコミュニティのように捉えていました。

しかし、両親の離婚を経験してそれぞれが違う家族を形成したことで、この認識が大きく変わりました。見知らぬ他人が家族として増えた時、不思議なくらい嫌悪感が生まれなかったのです。むしろワクワクした気持ちですらありました。

アフリカにいくようになり、家族と呼んでくれる人たちができたことで、血の繋がりに縛らずとも人は家族を持つことができる、そしてそれは人間として嬉しいことであることを再発見した気がします。

私にとって家族は『繋がりそのもの』であり、境遇や体験を共有した人たちの総称のようなものだと思っています。

『南御堂』第705号 2021年(令和3) 4月1日発行 5面より


詳細、参加のお申し込みは第2回 親鸞フォーラム in OSAKA 特設ページへ。


緊急事態宣言(大阪モデル赤信号)の発出等、新型コロナウイルス感染症拡大状況によっては開催形態の変更、または中止の場合があります。

#親鸞フォーラム