得度準備・受式後講習会スタッフ研修会 開催しました

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 3月5日に難波別院 御堂会館2階 Fホールを会場にして、得度準備・受式後講習会スタッフ研修会が開催され、子ども同朋唱和講習会講師・大阪教区児童連盟・専門部会「儀式・法要部」委員15人が参加しました。

 当日は、講師に近藤 章氏(九州教区長崎組 西心寺 前住職)を迎え、「社会問題が自己の信仰問題になっているだろうか」をテーマとし、「非俗」から考える社会とのかかわりかた、「ともに生きる」とは?ー仏教者としての関わり方ー、社会問題と仏教ー小さい人との関わり方ーをサブテーマにして、『ガザの光』炎の中から届く声(リフアト・アルアライールほか著 斉藤ラミスまや訳 早尾貴紀解説・明石書店)、『ほとけさまのおしえ』(公益財団法人 全国青少年教化協議会発行)、『自然法爾』(石橋義秀著)などの書籍を紹介しながら、俗にあらずとは、端的に言えば聞法していくということ。聞法していくということは立ち上がっていくこと。教法を聞くということは他の人の痛みを我が痛みとしていただいていくこと。立ち上がることがなかなかできない、我が痛みにならないのは言葉などを記号化し、見ているだけだからだ。頭で聞いて足の裏で聞いていない。響いてくるのは肌感覚だ。悲しいと思う心を共有していくと響き合っていく。人間は響き合う存在なのだ、などと示唆くださいました。参加者全員、真剣な面持ちで聴講しました。

 講義の最後には、自分の両手を使って、片手はグー・チョキ・パー、もう一方の手はチョキ・パー・グーと両手同時に出すゲームを紹介くださり、全員でやってみました。なかなか思うようにいかず、苦戦している参加者も見受けられました。