南無でんねん~輪読会を経て~

Pocket

4月22日、難波別院・青少年ルームに於いて仏青連盟主催の勉強会「南無でんねん」が催されました。

前回の「南無でんねん」では、昨年亡くなった澤田秀丸氏について書かれた『澤田秀丸・最後の法話』の輪読を終えたので、今回はその著者であり、ご長男の澤田見先生(12組清澤寺・住職)をお招きして話し合いと質疑応答の場を設けました。

澤田見先生のお話によると、故・澤田秀丸氏の顔が大変広かったため葬儀を終えてからも四十九日までは非常に忙しく、その忙しさから逃れるように『澤田秀丸・最後の法話』を書き記されたそうです。また澤田秀丸氏は20代の頃から法話に生きた人物で、よく若い聞法者が法話に起承転結を求めることが多いですが、それは必要ない、時間が来れば終わるだけで良いと常日頃から言っていたそうです。また、「お参りに来てくれてありがとう」ではなく、「ようこそお参りくださいました」が適切な表現とのこと。

澤田見先生は、法話を上達するためには、聞法(インプット)、学習(エディター)、発表(アウトプット)のサイクルが必要だと仰られます。そういった場を作り上げることの重要性を熱心に説いてくださいました。

今回の南無でんねんでは現代法話の在り方を学ばせていただきながら、一方では法話に対する向き合い方というものを故・澤田秀丸氏、澤田見先生から学ばせていただいたように思いました。(report 長谷正利)

ご自身も聞法・学習・発表のサイクルを続けることを心がけておられるそうです。

質疑応答が終わらない。若手住職達の悩み・相談を包み隠さず吐露し、また共有できる場です

コメント 0件

情報をクッキーに保存する