お寺だってIT/続・迷惑メールに気をつけて
- 2015年05月10日(日)1:25
お寺といえども情報化社会においてはITなんて関係ないなんて言ってられません。正しい知識を身につけて、教化活動に活かしましょう!
続・迷惑メールに気をつけて
迷惑メール業者はどうやってあなたのメールアドレスを知るのでしょう? 郵送でくるダイレクトメール同様、迷惑メールも業者が名簿を持っています。
迷惑メールの送付名簿は色々な方法で作られます。時には「通販会社の顧客情報が流出!」なんてことも(通販会社が売ることも!)あります。インターネットの情報を総ざらえして、メールアドレスを探すこともできますが、もっと簡単な方法があります。適当に数字とアルファベットを組み合わせればメールアドレスの一丁あがり。そのアドレスにメールをしてみて、反応があれば見っけもの、迷惑メールの送付先名簿のできあがりです。ちなみに、この作業自体もパソコンが全自動でやってくれるので、迷惑メール業者は手を動かす必要すらありません。
「迷惑メールに返信なんかしません」いいですね。でもまだまだ罠があって、例えばメールに載っているリンクをクリックするだけでもアウトです。HTMLメールなら画像が表示されてしまった時点で負け。そのリンクに巧妙に(時にそのまま)あなたのアドレスが埋め込まれています。迷惑メールを開封前に削除する自信がないなら、HTMLメールは表示しない方が良いでしょう。
ところで、自分が発信人になっている迷惑メールが来たことは無いでしょうか? それは普通の郵便物同様、eメールの差出人も自由に書くことができるからです。ところが、eメールには郵便の消印の様なもの(ヘッダ)があって、どこから発信されて、どこを通ってきたか調べることができます。見た目にはは嘘を書いて誤魔化そうとしていても、ちゃんと読み取ることができるんです。どうしても気になるメールがあるなら詳しい人に聞いてみましょう。
【委員KK】2012/7発行