策定委員会最終報告書等
- 2017年03月05日(日)10:05
先日、策定委員会最終報告書とそれによる新教化体制が教区会・門徒会で承認可決されたことについて、2017年3月1日付けで全寺院に報告が送られました。以下にその全文を公開いたします。なお、新教化体制については、こちらに動画で説明されたものも掲載しています。合わせてご覧ください。
「大阪教区教化体制策定委員会(最終報告書)」等の送付について(通知)
大阪教務所長 宮浦一郎
謹啓立春の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は、教区教化事業の推進に格別のご尽力を賜り、厚く御礼申しあげます。
さて、過日2月22日の教区会および23日の教区門徒会(ともに臨時会)にて、第1号議案「大阪教区教化委員会規則の改正について」、第2号議案「大阪教区教化検討会議規則について」の教化体制関連案件の2議案※(同封資料1.2)が可決承認されました。
この2議案につきましては、「大阪教区教化体制策定委員会(最終報告書)」※(同封資料3)をもとに構成されております。
つきましては、次期の教化委員会任期(6月1日)より施行される新たな教区教化体制につきまして、何卒、同封資料にお目通し賜りますよう、お願い申しあげます。
ここで改めまして、「大阪教区教化体制策定委員会(最終報告書)」が提出されるまでの経緯につきまして簡単に整理させていただきます。
大阪教区では、宗祖親鶯聖人750回御遠忌法要を機縁として、時代社会に適応し、かつ真宗同朋会運動をより推進する体制を構築するため、教区教化体制の改革に取り組んできました。
まず、2013年度大阪教区会通常会において議員発議による「大阪教区教化体制見直しのための審議会規則案」の提案、議決を経て、大阪教区門徒会通常会での議決をもって設置された「大阪教区教化体制見直しのための審議会」では、2013年9月から2014年3月まで精力的に審議を重ねられ、同年3月3日に答申(審議報告書)の提出を受けました。
そして、この答申の内容を具体化すべく、すなわち現行の組織体制にどこまで反映させることが可能か検討し、新たな教区教化体制の構築を目指すために2014年3月に教区会及び教区門徒会(ともに臨時会)を開催して、「大阪教区教化体制策定委員会」を設置することを議決いたしました。
当初は、現場とつながる教区教化の第一歩を可能な限り早く踏み出すため、なるべく早い段階で教区教化委員会規則を改正し、新教区教化委員会の活動を斜酌しつつ教区教化センター及び大阪真宗学院など諸機関との協議を重ねて方向性を見出し、その上で教化委員会体制について必要な修正を行う意向でありました。
しかしながら、2015年3月9日開催の教区会議員懇談会において、教化委員会規則の全面改正は、教区教化センター及び大阪真宗学院などとの連携を充分に諮った上で、教化体制策定委員会の最終報告を受け、総合的な見解のもとに行うことが本来であるとのご意見を賜ったことは非常に重要であったと受け止めました。
その結果、小職といたしましては、現役職者の任期中に教区の皆様方の声を充分お聞きし、各教化諸機関との連携を充分に図った上で、教化委員会規則または必要に応じてその他諸機関の規則の改正に望むべきと判断させていただきました。
その後、次期教化委員会の任期(2017年6月~2020年5月)に間に合うよう、策定委員会での協議を重ねてきた他、教区教化センター運営委員会や大阪真宗学院との協議も行い、教区教化機関全体の状況を把握した上で、教化委員会規則の全面改正を進めてまいりました。
そして、去る2月6日、教化体制策定委員長の山口知丈氏より、「大阪教区教化体制策定委員会(最終報告書)」をご提出賜った次第です。
つきましては、当職といたしまして、現教区教化体制から滞りなく新体制へ移行できる体制が整ったと判断いたしましたので、このたび教区会および教区門徒会(ともに臨時会)において「大阪教区教化委員会規則」の改正並びに「大阪教区教化検討会議規則」の制定をご提案申しあげ、両会とも可決承認を賜ったことであります。
最後に、大阪教区の教化体制の新たな一歩となる非常に重要な資料を同封しておりますので、何卒、お目通し賜りますよう、重ねてお願い申しあげます。
なお、ご質問等につきましては、大阪教務所(担当:森・竹中。中嶋)までご連絡いただければ幸甚に存じます。
【資料】大阪教区教化委員会規則の改正、ならびに教化検討会議規則について
【資料】策定委員会最終報告書
【資料】新教化委員会組織図