21組研修旅行 ~長浜~

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21組は5月30日(木)、31日(金)の二日間にわたり、長浜において研修旅行を行いました。

初日は五村別院を参拝。

【五村別院】慶長2年(1597年)、地元の有力者・大村刑部左衛門らが、本願寺第12世教如上人に寺地を寄進し、聞法道場を建立したのが始まりとされています。「五村御坊」とも呼ばれ、教如上人や本願寺の教団を強く支えた湖北の門徒ゆかりの寺として、重要な役割を果たしてきました。現在の本堂は享保15年(1730年)に再建されたもので、延宝2年(1674年)に建立された表門と共に国の重要文化財に指定されています。本堂西南には教如上人の遺骨が納められた御廟があり、命日である10月5日には「五日講」の法要が盛大に営まれています。

歴史を感じる本堂で、余間の教如上人の絵像など中まで拝観させていただきました。教如上人は身長180㎝で顔の長さは30㎝あったそうです。

二日目は長浜別院大通寺を参拝、研修。

【長浜別院大通寺】本願寺第12世の教如上人は、湖北門徒に仏法を説き広めるための道場「長浜御堂」を、旧長浜城内に開きました。安土桃山時代末期、京都に東本願寺が建立されたのを機に、道場から「無礙智山(むげちざん)大通寺」と号する寺院として改められました。慶安2年(1649年)、彦根藩主・井伊直孝の土地寄進によって現在地に移転、本堂をはじめとした伽藍が整備されていきました。本山から譲り受けた伏見桃山城の遺構と伝わる本堂や大広間など、建造物の多くが重要文化財に指定されています。「長浜の御坊さん」と親しまれ、毎年7月には「夏中」が勤まり、多くの参拝者で賑わっています。

輪番の宮戸さんにお話いただきました。長浜教区の1カ寺あたりの平均門徒戸数が25戸と少ないことには驚きました。2024年7月から長浜教区は教区改編により京都教区と合併されます。京都教区になっても今までと同じ活動をしていきたいとおっしゃっていました。

諸殿拝観は、重要文化財など貴重なものが多くとても見応えがありました。書院(新御座)では、昨年公開された映画「レジェンド&バタフライ」の信長、家康、光秀が一堂に会すシーンが撮影されたようです。

今回参拝させていただいた日が偶々清掃奉仕の日になり、私たち21組も清掃奉仕に参加させていただきました。護持運営委員会、門徒会、組の方々と小雨の降る中除草作業を行い、またとない経験をさせていただきました。