第2組報恩講 執行

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2023年11月8日(水)午後5時から、阿倍野区の即應寺(藤井真隆住職)を会場に第2組報恩講が開催され、組内の住職や坊守、そして門徒や推進員34名が参加しました。

開会後、正信偈真四句目下、念仏讃淘三、和讃弥陀大悲の誓願を―次第六首、回向願似此功徳を組内の寺族による法中13名とともに全員で勤めました。

続いて戸次公正師(第22組南溟寺住職)より講題「『報恩』とは?-恩に報(むく)いる・恩を報(しら)せるー」としてご法話をいただきました。

先生は冒頭、「恩に報(むく)いる」とは、出遇ったことが縁で、いのちの恩を教えられた。そのことに応えたい…。「恩を報(しら)せる」とは、思いがけず賜った、いのちの恩に驚いたから、誰かに伝えたい、と話された。そして、親鸞聖人から伝えられた大事な教えとして、「教行信証」から、①「聞思して遅慮することなかれ」、②「慶ばしいかな、心を弘誓の仏地に樹て、念を難恩の法海に流す」、③「前(さき)を訪(とぶら)え」について、「教行信証」を紹介されながら話されました。

また、金子大榮先生が紹介した、親鸞聖人の教え、「お念仏は讃嘆であり、懺悔である」についてについて、作家井上ひさし氏の作品「ふふふ」の中の「万引き」という短編を紹介されながら、「お念仏は懺悔」について、話されました。

休憩後懇親会を久しぶりに、講師の先生を迎えて、お斎をいただきながら歓談。そして同朋総会が墨林組長の進行で行われました。事前のアンケートから、概要が報告され、ご住職から寺院の実情と課題が。門徒からは今後の第2組興隆の問題について意見が出され、今後、共に協議していくことを確認し、終了しました。

(レポート:本持喜康【即應寺】)