2020年04月

21組法話冊子①「推進員になったけれども…」大橋恵真氏

第21組のご厚意により、大阪教区第21組「推進員の集い」講話録をご提供しただくことになりました。つきましては全五冊を毎週金曜ごとにアップいたします。

第1回目の今回は『推進員になったけれども…』、ご法話は第18組遠慶寺の大橋恵真氏です。またあわせて第21組組長の山雄竜麿氏からメッセージをいただいております。

21組法話冊子①「推進員になったけれども…」/大橋恵真

 

冊子を銀杏通信に公開するにあたって

新型コロナウィルスの感染防止のために全国への緊急事態宣言が発出されました。日々報道される感染状況には目を覆いたくなり、強い自粛要請でどれほど日常が束縛されているでしょうか。ふと沸き起こる不安や怖れを強く感じます。
当組では、このような状況を鑑み、2015年から発行を続ける「大阪教区 第21組 推進員の集い」の講話録を、大阪教区ホームページ「銀杏通信」で公開することにいたしました。
なお上記「推進員の集い」では、座談会に重きを置いたため講話時間は35分程度です。冊子にまとめると20ページ足らずで一気に読めます。
それぞれのテーマの選定理由などは奥付上部を参照していただければと思いますが、逆境ともいえる現在の状況を縁として少しでも多くの方に真宗に触れていただければ、いえ、少しでも仏様の救いを感じていただける一助になればと願っています。
最後になりましたが、ホームページでの公開を文字どおりご快諾いただきました先生方に深く感謝申し上げますと共に、Web技術の支援を賜りましたホームページ実行委員会の皆様に篤く御礼申し上げます。

大阪教区第21組 組長 山雄竜麿

〈今後の更新予定〉
5月1日「生きるとは……阿弥陀さまからの提案」沖野頼信氏
5月8日「死んだらどうなる? 問われる生き様」高橋法信氏
5月15日「南無阿弥陀仏で本当に救われる?」澤田秀丸氏
5月22日「南無阿弥陀仏で本当に救われる?ー救われるとはどういうことかー」澤田秀丸氏

法要(葬儀・法事等)における新型コロナウイルス感染症の感染防止に向けての宗派指針

このたび、法要(葬儀・法事等)における新型コロナウイルス感染症の感染防止に向けての宗派指針が発表されましたので、感染拡大防止に向けてご門徒や有縁の皆さまと十分にご相談いただき、下記のとおり対応くださるようお願いいたします。

 



1 法要前には必ず、手洗い・手指の消毒を厳守ください。
  また、参列者にも同様に手洗い・手指の消毒を徹底いただくよう依頼ください。
2 常に咳エチケットを心掛けるとともに、勤行・読経の際にもマスクを着用ください。
  また、参列者にも同様にマスクの着用を徹底いただくよう依頼ください。
3 感染リスクを減らすため、3つの「密」を避けてください。
  ① 「密閉空間」を避けるために、できるだけ換気をしてください。
  ② 「密集場所」を避けるために、参列者にできるだけ間隔をあけて着席するよう促してください。
   また、お焼香も間隔をあけるよう配慮ください。
  ③ 「密接場面」を避けるために、間近での会話や対面による会話を可能な限り、避けてください。
   ※法話は一定の距離(2メートル以上)をあけてください。
4 法要終了後のお斎(会食)は控えてください。
5 37.5℃以上の発熱や体調の優れない方には、法要への参列を控えていただくよう依頼ください。
6 新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の通夜・葬儀等を執り行うにあたっては、
  国の方針(※厚生労働省が示す「新型コロナウイルスに関するQ&A(関連業種の方向け)
  令和2年4月15日時点版、3.遺体等を取り扱う方へ」等)を踏まえた上で医療機関や葬祭場とも連携をし、
  感染防止のための衛生対策に努めてください。
7 日常的な自己管理を徹底し、感染症の媒介者とならないように留意ください。
8 新型コロナウイルス感染症への対処法を正しく理解し実行することで、
  差別や風評被害が広がらないように努めてください。

以 上

【参考資料】

厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(関連業種の方向け)令和2年4月15日時点版」

 

【宗派HP】
法要(葬儀・法事等)における新型コロナウイルス感染症の感染防止に向けての宗派指針

いま、あなたに届けたい法話

特集「いま、あなたに届けたい法話」

新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、真宗本廟(東本願寺)及び関連施設での法話を5月6日まで休止しています。

東本願寺では、その間にも法話にふれていただきたいという願いのもと、4月1日(水)より不定期にて随時、15分ほどの「法話」を「いま、あなたに届けたい法話」と題し、動画で配信していきます。

テーマ「花まつり」 法話者:企画調整局参事 松田亜世〈4月1日配信〉

テーマ「ご先祖を敬うこころ」 法話者:企画調整局参事 保木悦雄〈4月1日配信〉

テーマ「疫癘の『御文』」 法話者:教学研究所所員 武田未来雄〈4月1日配信〉

テーマ「信心と大衆心理」 法話者:教学研究所研究員 中山善雄〈4月3日配信〉

テーマ「ご本尊」 法話者:企画調整局参事 橋本 真〈4月4日配信〉

テーマ「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずねていこう」 法話者:教学研究所研究員 難波教行〈4月6日配信〉

テーマ「不安と安心」 法話者:教学研究所所員 名和達宣〈4月7日配信〉

テーマ「誕生」 法話者:青少幼年センター主幹 藤間哲裕〈4月8日配信〉

(4月8日現在)

(公式ポータルサイト「しんらん交流館ホームページ」 > いま、あなたに届けたい法話  にて、随時公開されます。)

その他、さまざまな「動画」を配信中

その他、法要の紹介動画やこれまで公開してきた動画など、多数ありますので、下記よりご覧ください。

報恩講の法話

毎年11月21日~28日まで、真宗本廟(東本願寺)で勤まる「報恩講」でこれまでに行われた「法話」を見ることができます。

春の法要のご紹介

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う対応として、2020年の「春の法要」(4月1日~4日)は僧侶のみでお勤めする「内勤め」となりました。
そこで、例年の春の法要の様子をご紹介できればと、2019年に撮影した映像を動画にまとめ、「春の法要」について紹介していますのでご覧ください。

春の法要の法話

これまでの「春の法要」で行われた「法話」を動画でご覧いただけます。

暁天講座の法話

毎年夏に、大谷祖廟で行われる「暁天講座」の法話を見ることができます。

同朋会館のご紹介

東本願寺にある「同朋会館」の紹介動画を公開しました。
同朋会館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年5月6日まで休館していますが、再開しました折には、みなさまのお越しをお待ちしています。

渉成園の桜

外出を控えている皆様へ、ご自宅で少しでも春の気分を味わっていただければと、東本願寺の飛地境内・渉成園(しょうせいえん)の桜を撮影しました。
ドローンの映像とともに、「おうちで花見」をお楽しみください。

※ 渉成園の桜については、YouTubeの「東本願寺公式チャンネル」へ遷移します。
※ 各種法話の動画については、「しんらん交流館HP」へ遷移します。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う宗派の対応【第2報】はこちら

但馬弘宗務総長からのメッセージはこちら


※ 銀杏通信掲載にあたり、文言などを編集しています。
(引用元:東本願寺ホームページ>お知らせ>法話を動画で配信しています

 

ネットでのビデオ会議、お手伝いします

お伝えしましたとおり、政府の緊急事態宣言にともない、大阪教務所は閉鎖、教区教化委員会の諸会議もすべて中止となりました。また政府ではテレワークなど在宅での勤務も推奨されていることです。

ホームページ委員会では、いくつかの無料で使え、簡単にできるウェブ会議システムを試用してまいりました。その特徴や注意点、参加方法などをお知らせいたします。

また、もしネット上での会議をやりたいけど、よくわからない…という大阪教区内の諸団体には、ホームページ委員会がお手伝いをさせていだきますので、ご遠慮なくお申し出ください。(連絡は大阪教務所まで)

最低限必要なもの

ウェブカメラ・マイクのあるパソコン

または

Wi-Fiにつながっているスマートフォン

パソコンのほうが画面が広いぶん、使いやすいです。ウェブカメラ・マイクは最近のノートパソコンならほとんど標準でついています。ない場合は別途用意する必要があります。スマートフォンで行う場合はちゃんと固定できるものがあったほうが便利でしょう。

zoom

・100名まで・時間制限40分(現在、コロナへの対策としてこの制限はなし)

パソコンの画面や書類を共有できたり、背景を変更できたりと、ご紹介する3つの中ではもっとも多機能。主催者がzoomのアカウントを取得して会議を設定する必要があり、参加者はそれぞれアプリをインストールしなければなりません。

zoom公式サイト

LINE

・200名まで・要LINEアカウント

LINEのグループができているなら、もっとも簡単に始められます。ただし、パソコンから参加するにはパソコン用のLINEアプリが必要です。パソコンからは画面を共有することができます。

詳しい使い方(他サイト)

Google hangout

・10名まで

会議の主催者はグーグルアカウントが必要です。会議に参加するためにはパソコンのGoogleChromeならなにもいりません。そのほかのブラウザにはプラグイン、スマホからはアプリをインストールする必要があります。ビデオ会議をするだけで、他の機能はありません。

グーグルハングアウト公式サイト
詳しい使い方(他サイト)

まとめ

それぞれ一長一短ですが、参加者が主にスマートフォンからで、すでにラインのグループがあるならラインのもので、パソコンが多くてレジュメやPDFの書類をみんなで閲覧、校正するのならzoomというところでしょうか。なにか質問があればホームページ委員会までお知らせください。

4月の「パソコン相談室」はお休みさせて頂きます

新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の発出を受け、真宗大谷派大阪教務所は2020年4月9日(木)~5月6日(水)まで、事務所を閉鎖することとなりました。
(参照:特別措置法に基づく「緊急事態宣言」に対する 大阪教務所の対応について

これに伴い、4月の「パソコン相談室」はお休みさせて頂きます。(4/9、4/23)

尚、メールなどで対応出来るご相談は受け付けています。(対象は、真宗大谷派大阪教区内関係者のみ)

特別措置法に基づく「緊急事態宣言」に対する 大阪教務所の対応について(教務所閉鎖のお知らせ)

このたび、特別措置法に基づき、大阪府を含む7都府県を対象とした「緊急事態宣言」が安倍総理大臣から発令されました。この発令を受け、本山や教区内諸機関と協議を行い、感染拡大を防ぐため可能な限り人との接触を避けていただきたい旨の「緊急事態宣言」の内容を最大限受け止めるべきとの判断に至り、大阪教務所の事務所を閉鎖する決定をさせていただきました。

つきましては、教区内のご住職やご門徒をはじめ、多くの方々に大変なご迷惑をお掛けいたしますが、意のあるところをお汲み取り賜り、何卒ご協力くださいますよう、よろしくお願い申しあげます。

なお、事務所は閉鎖するものの、所員の出勤を最小限(2名~3名を想定)に止めながら、規模を縮小して必要な教務所事務は継続して行ってまいりたく存じますので、下記の内容をご確認賜りご対応いただきますよう、よろしくお願いいたします。

最後に、皆様方におかれましても、どうか御身ご自愛くださいますよう、お願い申しあげます。

合 掌

大阪教務所長
大町 慶華

1 教務所事務所の閉鎖について

(1)閉鎖期間  2020年4月9日(木)~5月6日(水)まで

※「緊急事態宣言」の期間に基づく。

(2)勤務形態 閉鎖期間中も教務所員2名~3名が交代で勤務いたします。

(3)勤務時間 午前9時~午後5時30分

 

2 諸会議について

閉鎖期間中に予定されている諸会議につきましては、すべて中止とさせていただきます。なお、諸会議の中止に伴い、今後の見通しなどの相談を教務所員の各担当者から各々にご連絡申しあげます。

講座・研修会につきましては、こちらをご確認ください。

 

3 閉鎖期間中の教務所事務の対応について

事務所閉鎖に伴い、大変申し訳ございませんが、対面での業務はいずれも取り止めさせていただきますので、何卒ご了承賜りますようお願い申しあげます。

 

(1)奨励事務・願事事務について

恐れ入りますが、事務所閉鎖期間中の奨励事務・願事事務につきましては、大阪教区内各寺院宛に4月8日発送のお知らせ(普通郵便)にてご確認をお願いいたします。

 

(2)教区会議員選挙について

4月10日(金)~4月12日(日)の各日午前9時から午後4時までが立候補届出期間となっております。

必要書類を希望される方は、大阪教務所までご連絡くださいますよう、よろしくお願いします。原則、教務所から郵送させていただきます。

 

4 大阪教区教化センターの対応について

(1)教化センター事務室の閉所について

4月8日(水)~5月6日(水)の期間、事務所を閉所いたします。

 

(2)御堂文庫について

御堂文庫の貸し出し業務は閉所期間中、休みといたします。現在、書籍や紙芝居等を借りている方は5月6日(水)以降に返却をお願いします。

 

(3)教化センター通信・教化リーフレットについて

教化センター通信・教化リーフレット(5月1日発行)の発行は休ませていただきます。

 

(4)「法事のこころ」「勤行集」について

発送注文に限り、FAX(06-4708-3278)もしくはメール(center0745@gmail.com)にて受け付けます。

(発送までお時間がかかります)

 

(5)諸会議について

閉所期間に予定されていた教化センターに係る会議は中止いたします。

 


※ご質問などございましたら、ご遠慮なく大阪教務所(06-6251-4720)までお問い合わせくださいますよう、お願い申しあげます。

※難波別院(南御堂)につきましては、こちらをご覧ください。

テレワーク推奨! HP委員会乙部

教化センターだより研究班では、4/1 16:00~研究班委員全員でテレワークしました。筆者も所属していますので、そのテレワークレビューをさせていただきます。

ビデオ通話をしながら、Web上で紙面の添削やデータのやりとりをしながら、会議を進行しましたので、とても濃密で有意義な内容になり、これからの会議のあり方の新しい時代の風を感じました。ペーパーレスですのでとてもエコです。

今回の教化センターだより研究班のテレワーク会議では、

ソフトウエア
・PC版LINE
・LINEのグループビデオ通話機能
・トレロ(Webアプリケーション)

機材
・LINEがインストールされている端末
・ウェブカメラとマイク

を使いました。

 

最初の仏典マンガのたたき台、画像を見ながら委員で話合って、

最初の仏典マンガのたたき台、画像を見ながら委員で話合って、

次のようになりました。編集しながら会議に参加できるので、とても便利。

次のようになりました。編集しながら会議に参加できるので、とても便利

こんな風に、共有、編集しながら会議を進めました。松山委員の方ではお子様たちが珍しがって乱入、とても楽しかったです。

こんな風に、共有、編集しながら会議を進めました。

 

機材について
・LINEがインストールされている端末
LINEがインストールされていれば、パソコン、タブレット、スマホ、どれからもグループビデオ通話に参加できます。教化センターだより研究班では、ビデオ通話だけではなく、データやテキスト、画像のやりとりがあったので、参加者全員PC版LINEを使用しました。

・ウェブカメラとマイク
デスクトップパソコンの場合、ウェブカメラとマイクは別途必要です。
最近のノートパソコンは両方付いていることが多いです。
タブレットやスマホの場合も両方付いています。いずれもヘッドフォンをした方が聞き取りやすかったです。
またマイクですが、ジャックの規格が合えば、家にあるマイクは何でも使えました。講義録音用のマイクとか、ワイヤレスピンマイクの、ピンの部分なども使えました。

ソフトウエアについて
PC版LINE について
スマホユーザーにはお馴染みのアプリですが、PCにもインストールできます。手順は簡単、「PC版LINE」を検索しインストールして起動します。

PC版LINEのグループビデオ通話機能 について
起動すると、スマホと同じようにトークルームが表示されるので、ルームに入って「グループビデオ通話」のアイコンを押すと始まります。PCだと複数ウインドウを表示できますので、通話しながら、LINEメッセージテキストのやりとりや、データもドラッグすればアップロードできます。
とても簡単なのでお勧めですが、音声も映像も、カメラやマイクの性能によるところもありますが、画像解像度はまあまあでした。

余談でありますが、
PC版LINEを起動する時、筆者は「QRコードログイン」をお勧めしております。
LINE乗っ取りなど、LINEの不正利用はすべて海外のPCから行われています。筆者のメールアドレスは不正業者に漏れているようで、不正ログイン未遂の警告がよく届いておりました。
そこで筆者はLINEに登録している「メールアドレスを削除」をして、パスワードは「筆者有縁の故人法名とその命日と暗号」などという工夫をしています。よって、ややアナログ的ではありますが、PC版LINEを起動するときは「QRコードでログイン」をしています。スマホのQRコードリーダーでPC画面上のLINEQRコードを読みとりログインするだけです。

トレロ について


トレロはWebアプリケーションですので、インストールの必要がありません。基本無料で利用できます。掲示板、事業計画、案件など多様に活用できます。教化センターだより研究班では、仏典マンガのたたき台をここで作成して共有しています。いつでも編集できるのでとても便利です。ちなみに、研究班は去年から発足しましたので、最近のマンガ、少し面白く雰囲気が変わってきたと思いませんか? メッセージ性を重視して作成しておりますので、ぜひご覧下さい。
話をトレロにもどします。
利用方法はWeb検索→ログインするだけです。
主催側はチームボードを作成して、メールアドレスで対象者を招待する必要があります。するとデータや課題の進行状況などを共有できます。

 

これらを併用しながら、テレワークするとペーパーレスで濃密な時間となり、在宅で有意義に会議を進行できました。しかしながら、やはり面と向かって話合いながら議事を進行する方が有意義なのは当然です。はやくコロナウイルスが落ち着いて、直接親近感を持ちながら会議がしたいものであります。筆:乙部

難波別院へご参拝の皆さまへ

新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響を受け、難波別院(南御堂)大町 慶華 輪番から、みなさまへメッセージが発表されました。

難波別院へご参拝の皆さまへ

    ~新型コロナウイルスの対応について~

難波別院(南御堂)では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という予断を許さない状況を重く受け止め、諸講座・諸行事を中止とさせていただいております。ご参加を予定していただいていた皆様には心よりお詫び申し上げます。
日本のみならず、このたびの新型コロナウイルス感染症は、全世界で約20万人を超える方々が発病し、約1万人の方々がお亡くなりになられました。ここに哀悼の意を表しますとともに、発病され療養中の方々、そのご家族の方々に心よりのお見舞いと、一日も早いご快復を念じ申し上げます。また、緊迫した状況下で治療に尽力されている関係各位に深く敬意と深甚の謝意を表させていただきます。

 現在、新型コロナウイルス感染症という、目に見えない脅威が私たちを覆い、世の中は感染に怯えています。あらゆる情報が飛び交い、連日にわたってウイルスと関連するものが報道されている中、一人の力ではどうしようもない不安・混乱が生じている今だからこそ共に考えるべきことがあるのではないでしょうか。
1492(延徳4)年、本願寺第8代・蓮如上人は、「疫癘の御文」というものを著されています。人類の歴史を省みると、これまでにも「はやりやまい(流行病)」に苦しみ、悩まされてきました。蓮如上人の時代も例外なく、疫病に人々は悩まされていました。おそらく、当時の人々も、今と同じように不安の中で生活をされていたと思われます。そこで、蓮如上人は、人は疫病だけによって死ぬのではなく、生まれたときから死は我われに定まっていることとおっしゃっています。そして、そのように迷い苦しむ私たちに対して、わが命そのものを問い直し、阿弥陀如来の救いとお念仏申す生活を依り処として限られた命を大事にして欲しいと願われたのです。
今、私たちは、いろいろな言説に惑わされ、多くの人が不安に陥っています。本当のことが分からないので、疑心暗鬼になっているのも無理からぬことでしょうが、こうした不安の根源には、人間の老病死する事実を言い当てられた如来真実に頷けない私たち自身の闇が潜んでいると言えると思います。やはり、親鸞聖人が顕かにされた「共に悩み、共に苦しむ」というお念仏のみ教えを確かめ続けなければなりません。死を感じる時であるからこそ、私自身が死んでいく身を生きているということを、「逆縁」として、わが人生の尊さをいただいていくことが大切だと感じていただきたいと思います。

現在、本山・東本願寺が5月6日(水)まで感染拡大防止の対応を延長することが決定いたしました。難波別院といたしましても、本山同様、対応を延長させていただくことといたしました。参加者の健康・安全面を第一に考慮し中止とさせていただいておりますが、一日でも早い終息を願うとともに、仏法聴聞の場を再開できるよう準備してまいります。
何卒、深いご理解を賜りますようお願い申し上げます。

2020年3月25日
真宗大谷派難波別院 輪番 大町 慶華

 

難波別院へご参拝の皆さまへ

大阪教務所・難波別院 5月6日までの新型コロナウイルスに関する対応について(4月1日分)

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関する対応の継続について

このたび、全国的な感染が報告されている新型コロナウイルス感染症について、現在の感染拡大の状況を受け、本山においても、去る3月23日付けにて、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う宗派対応について【第2報】」が示され、5月6日までを目安に、引き続き現在の対応を継続することが決定されました。

つきましては、大阪教区においても、既に教区対応をご案内しておりますが、今回、改めて宗派方針に基づきまして、その内容を更に延長する形で、下記のとおり新たな方針を決定させていただきました。

特に、5月17日(日)に予定されている第46回同朋大会についても、1,000人を超える参加人数などを鑑み、関係諸機関との協議を重ねました結果、中止の判断をさせていただいております。

ご予定いただいておりました皆様におかれましては、お詫び申しあげると共に、何卒事情ご賢察のうえ、ご容赦賜りますようお願い申しあげます。

末筆になりましたが、皆様方におかれましても、御身ご自愛くださいますようお願い申しあげます。

大阪教務所長兼難波別院輪番
大町 慶華

中止する主な講座・研修会

※4月4日から5月6日までを掲載しています。

以前のお知らせは下記を参照願います。

大阪教務所・難波別院 4月4日までの新型コロナウイルスに関する対応について(3月3日追加分)

(1)教区主催

  • 【原子力問題を考えるフィールドワーク】4月4日(原発に依存しない社会の実現を目指す委員会主催)
  • 【同朋の会推進実行委員会主催 本廟奉仕研修】4月8日~9日(同朋の会推進実行委員会主催)
  • 【女性住職の集い】 4月9日(男女の共同参画を考える実行委員会主催)
  • 【教区声明講習会】 4月9日(儀式・法要部主催)
  • 【「在日」問題に学ぶフィールドワーク】4月13日(在日問題に学ぶ実行委員会主催)
  • 【聖典講座(真宗学)第6回】 4月15日(研修・講座部主催)
  • 【公開講座「儀式と教学」】 4月16日(教区教化センター 教学儀式研究班主催)
  • 【部落差別問題に学ぶフィールドワーク】4月16日(部落差別問題に学ぶ実行委員会主催)
  • 【全推進員の集い】 4月18日(全推進員の集いスタッフ会議主催)
  • 【部落差別問題公開講座】 4月21日(部落差別問題に学ぶ実行委員会主催)
  • 【聖典講座(仏教学)第4回】 4月30日(研修・講座部主催) ※天満別院会場
  • 【第46回大阪教区同朋大会】5月17日(同朋大会実行委員会主催)
  • 【子どものつどい】 5月23日(儀式・法要部主催)※併せて子ども出仕の募集も中止。
  • 【組門徒会研修大会】 6月18日(研修・講座部主催)※300人規模である為、特別に中止決定
    ※組門徒会員への開催案内はいたしません。

(2)別院主催(法要含む)

  • 【定例法話】4月7日・4月14日・4月21日
  • 【暁天講座】 4月10日
  • 【堺支院 前住上人御逮夜】4月12日 ※勤行のみとし、法話は行わない。
  • 【仏教讃歌の集い】 4月15日
  • 【堺支院聞法会】 4月18日
  • 【泉北仏教講座】 4月15日
  • 【日曜講座】 4月19日
  • 【真宗講座】 次回開催日未定
  • 【堺支院 宗祖聖人御逮夜】 4月27日 ※勤行のみとし、法話は行わない。
  • 【祥月法話】 4月28日 ※勤行のみとし、法話は行わない。

(3)所属団体主催

  • 【坊守会定例学習会】 4月6日 ※5月11日に延期。

(4)その他

  • 【正副組長会】 4月7日  ※中止については新任正副組長へ別途ご案内済。

教務所の開所・閉所時間

  • 【変更後】午前10時~午後18時30分 ※2月27日(木)~5月8日(金)まで

下記の日時順の表もご利用ください。
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う、大阪教区内事業の中止・延期に関して

※ 銀杏通信掲載にあたり、掲載順、文言等を編集しています。