2019年度「社会問題を考える会」現地学習② ~加西市~
- 2020年02月04日(火)20:40
二日目の午後からは姫路海軍航空隊鶉野飛行場跡のある加西市へと向かいました。
田園風景の広がる中を車で進むと、長さ1200メートルの滑走路跡が残っていました。
昭和18年、鶉野に優秀なパイロットを育てるため姫路海軍航空隊がつくられ、鶉野飛行場ができました。昭和20年には、神風特別特攻隊白鷺(はくろ)隊が編成され、63名の若者が命を失いました。
この飛行場跡周辺には、防空壕、機銃座、爆弾庫などの戦争遺跡も残されています。特に防空壕は数多く点在していて、このような場所は全国でも珍しいのではないでしょうか。残念ながら防空壕の中は見学できませんでした(ガイドの予約が必要だそうです)。
戦後70年以上が経ち、実体験として戦争を語り継ぐ方も徐々に減ってきています。今後このようなかつての戦争を物語る戦争遺跡が、戦争の歴史を後世に伝える為に重要な役割を果たすと思われます。
今回の現地学習はゆっくりとした行程だったので、ひとつひとつ十分に見学ができ、多くのことを学び感じとることができました。有意義な二日間でした。