コロナ禍でも聴聞の機会を 合同聞法会の代替として配信用法話を収録

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大阪教区第6組では、組門徒会と組同朋の会推進員連絡協議会(組推協)が合同で、年2回の聞法会を開いています。ところが、昨年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、この聞法会が中止になってしまいました。現在も緊急事態宣言下にあり、会の開催が困難な状況にあります。この間会員の皆様からは、聞法会に参加して真宗の教えに触れたいという声が上がっており、組ではコロナ禍における代替の方法を検討して来ました。そして例年6月に予定されている聞法会の開催は現状では難しいため、このたび初めてオンラインによる法話の配信を行うことになりました。

乙部大信師による法話

5月19日に、かねてより講師を依頼していた乙部大信師のご自坊である恩樂寺(東住吉区)様にお邪魔し、本堂で乙部師による法話を収録しました。また収録後には、動画の編集、配信の技術に長けた乙部師と情報を交換しました。配信方法については未定ですが、少なくとも会員の方々が親しく法に触れる機会を提供できるように考えています。

聴聞の場としては、門徒が一同に集うのに越したことはありませんが、それが叶わない場合の次善の対応策として、今回のようなオンラインによる法話の配信の試みは重要な意味があると思います。寺院を取り巻く厳しい時代状況にあって、コロナ禍収束後の教化の可能性をも広げる取り組みになれば幸いです。