死刑は本当に罪の償いになるのでしょうか…
- 2019年03月28日(木)19:13
きたる2019年5月21日(火)午後6時より、真宗大谷派大阪教区教誨師・篤志面接委員会主催により、公開講座「オウム元死刑囚との交流を通して学んだこと」を開催いたします。
当日は、昨年7月に死刑が執行された井上嘉浩元死刑囚(オウム真理教の元幹部)の支援をしてきた石川県かほく市の平野喜之住職をお迎して、井上元死刑囚との出会いをはじめ、執行までの間に続けた手紙のやりとりやその交流から学ばれたことについてお話をいただきます。
是非、万障お繰り合わせの上、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。
私たちは、死刑の確定と執行の報道に接することがありますが、その間の死刑囚とその家族、そして被害者の家族の苦悩についてはほとんど見聞する機会がありません。そのことについて、私自身も無関心でした。罪を償わせるという大義で命を奪うという制度がこの国にあるということは確かに知っていましたが、私自身しっかりと向き合うということはありませんでした。それが、たまたま死刑の問題に接するようになり、被害者だけでなく、死刑囚とその家族が刑の確定後、大変悩み苦しむことを知りました。死刑制度の是非について議論されることがありますが、そうした苦悩を知った上で考えなくてはならないのではないかと思っています。今回は、井上嘉浩さんやそのご家族との交流の中で頂いた手紙や詩、また、井上さんに関わった私の友人や先生方の言葉を紹介しながら、お話しできればと思います。
多数のご参加お待ちしております。
※同講座についてのお問い合わせは、大阪教務所(℡06-6251-4720)まで。