中国浄土教研究会主催公開研修会 「中国浄土教の歩み」第五回 ー善導 その1ー
- 2015年07月01日(水)9:14
- コメント: 0
公開研修会 「中国浄土教の歩み」第五回 ー善導 その1ー
今年も、大谷大学名誉教授、三桐慈海先生をお招きし、下記の如く研修会を企画いたしました。
今年は善導大師について、ご講義を頂きます。善導大師については、観経についての解釈が大きなテーマになっています。2004年の安居にて、福島光哉先生が「仏説観無量寿経講究」というテーマで、善導大師を含めた当時の中国仏教の諸師の観経解釈の比較研究をなさっておられます。こちらもご参考いただければと思いますが、今回はあくまで浄土教という視点でお話を頂くようにお願いしております。
尚、善導大師については、今年と来年と二回を予定しております。
宗門の年度替わり時期でもあり大変お忙しいと存じますが、何卒趣旨をご理解頂きお誘い合わせの上多数のご参加をお願い申し上げます。
合掌
中国浄土教研究会
第十組 唯徳寺 當麻円純
第五組 圓明寺 髙島 章
記
日時 2015年7月17日(金)午後5時〜午後7時
会所 難波別院 教化センター 研修室
講師 京都教区出雲組妙覺寺住職・大谷大学名誉教授 三桐慈海 師
参加費 2000円
問い合わせ先 第五組圓明寺 髙島 章まで
TEL 06-6712-0377
大阪市生野区勝山南3-10-4
見真額に関する公開講座について
- 2015年05月22日(金)15:19
- コメント: 0
※旧行事部の記事を教化委員会の組織改編に伴い、研修・講座部のカテゴリへ移動しました。
現在、東本願寺御影堂中央欄間には「見真」と書かれた額が掛けられています。これは、1876年に明治天皇より浄土真宗の開祖親鸞聖人に対して「見真大師」という大師号が宣下され、さらに1879年に明治天皇直筆の額すなわち「勅額」が下賜されたことに由ります。
このたび、大師号宣下・勅額下賜の歴史的経緯と、「見真額」から問いかけられている課題について教区の方々と共に学び、今後の宗門を考えていく機縁とするために下記のとおり見真額に関する公開講座を開催いたします。
ご不明な点がございましたら、教務所(担当:波戸本)までご連絡ください。
記
- 場所 難波別院同朋会館 講堂
- 日時 2015年5月26日(火)午後5時から
- 講師 鶴見 晃 氏(教学研究所員)
- 内容 大師号宣下・勅額下賜の歴史的経緯と、「見真額」から問いかけられている課題について
以上
『「見真額」に関する学習資料集 「大師号」と「勅額」』(真宗大谷派教学研究所)を学習資料とします。
部数に限りがありますので、お持ちの方はご持参願います。
教務所事務休暇
- 2015年04月08日(水)15:09
- コメント: 0
平素より、お世話になっております。
4月9日(木)、4月10日(金)の2日間、近畿連区教務所員研修会のため、終日事務をお休みいたします。緊急の用件がございましたら、難波別院本堂事務所(℡:06-4708-3276)までご連絡ください。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了解くださいますようお願い申し上げます。
中央門徒戸数調査委員会「大阪教区説明会」開催(2月20日)
- 2015年03月10日(火)13:53
- コメント: 0
中央門徒戸数調査委員会「大阪教区説明会」開催
2012月10年1日1を期日として実施された「第2回中央門徒戸数調査」の調査結果に基づき、今後より精度の高い調査にするためにも、さる2月20日に中央徒門戸数調査委員会による「大阪教区説明会」が 難波別院同朋会館講堂で開催された。
門徒戸数調査の目的を説明
中央門徒戸数調査委員会は、より丁寧な説明が必要であるとの判断のもと、全教区へ巡回し「説明会」を開催している。
さる2月20日の「大阪教区説明会」では、教区門徒戸数調査委員会や組門徒戸数調査正副委員長をはじめ、本山御依頼額・割当勧励常任委員会のほか、教区有縁の74人が出席した。また、中央門徒戸数調査委員会からは、岩坂賢龍委員長、菊池弘昭副委員長、黒萩裕委員、高橋良樹委員の4人のほか、宗務所組織部から2人が出向した。
開会にあたり宮浦一郎・大阪教務所長から挨拶が行われた後、岩坂委員長から説明会開催の趣旨及び門徒戸数調査の目的について説明が行われた。岩坂委員長は、「第2回中央門徒戸数調査」の調査結果に基づき、いくつかの教区に聞き取りを行った結果、より丁寧な説明が必要であると経緯を述べた。それは、調査票の設問の意図について充分に理解されないまま誤って記入した寺院がある可能性が否めないことに加え、前回調査から5年が経過し、住職交代等の理由によって門徒戸数調査に関する知識や理解が不十分なまま記入されている寺院があったことがあげられた。
その後の質疑応答では、「教区内全寺院の数値の公開について、本山の見解を聞きたい」「全国30教区での1門徒指数の宗派経常費御依頼額の格差を2倍以内にすると言っているが、現状はそうなっていないので、しっかり対応すべき」など、多くの質疑や意見が出された。
大阪教区説明会は、全国で27箇所目の開催であり、今後、残り3教区についても近日中に開催される予定となっている。
『南御堂』第633号 2015年(平成27)3月1日発行 10面 「大阪教区通信」より
年頭のご挨拶
- 2015年01月01日(木)0:00
- コメント: 0
情報交換と交流の推進が展望を開く
新しい年をお迎えし謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2012年に、宗門の現勢と教化活動の実態を調査し、社会に即した宗門の課題を把握するとともに、その課題に対応するために必要な基礎資料を得ることを目的に「教勢調査」が実施されました。今回の教勢調査から見る宗門の現状について寺林脩統計調査専門員は「法要・行事、同朋の会・お講などの教化組織への参詣人数が減ったと回答した寺院が2000年の調査と比べて大きく増えている」「婦人会・子ども会などを含めた教化組織の結成率、ご命日の集い・お内仏報恩講などの執行率の全国順位が前々回の1992年からあまり動いていない」という点を指摘されました。そこから、「極端な言い方をすると、自分の教区に対する自覚がない。他教区に対する関心がない。宗門も対策を講じてこなかった。自覚と比較、競争のない組織に発展はない」と言われました。
大阪教区においては、現行の教化体制が十分な成果を上げ、新たな人を生み出してきたであろうかという真摯な反省から、教区教化体制の見直しが教区教化体制策定委員会を設置して取り組まれています。案の骨子として、教区教化委員会と組教化委員会の連携を図り、教区の情報が組に伝わり、組の意見・要望が教区に伝わるための機関としての組教化事業推進部の設置、併せて、ブロックを活用した組の教化に関する情報交換と交流の場としてのブロック別連絡協議会の設置が提案されています。他教区・他組、教区・組の情報交換と交流の推進が今後の展望を開く上で大切なことではないかと存じますので、ご理解をご協力をお願い申し上げます。
大阪教務所長・難波別院輪番 宮浦 一郎
(初出:『南御堂』2015年1月号)