仏青~台湾研修旅行~
- 2024年02月26日(月)23:55
2024年2月21日から22日にかけて、一泊二日で台湾への研修旅行を催行しました。
関西国際空港から朝一番の便で台北へ。
九份は閉山後、瞬く間に元の静かな村へと戻りました。しかし、映画「悲恋城市」(主演トニー・レオン)で再び脚光を浴び、1989年に公開された後、台湾で大ヒットし、グランプリを獲得。この映画の勢いをうまく活用し、九份は観光地化に大成功。さらに、2001年にはジブリ映画「千と千尋の神隠し」が日本でも大人気となりました。その世界観が九份に似ていると話題になり、九份の魅力が再認識されました。
明日はいよいよ台湾で最も有名な寺院「龍山寺」と「西本願寺台北別院跡」の参拝♫
疲れの出ないように早めに休みましょうzzz。
二日目。
早朝から市内を散策。人も車両も右側通行ということになかなか慣れません(汗)
朝 食も現地の大衆食堂をチョイス♫
路線バスにて龍仙寺に移動。台湾ではパワースポットとして不動の人気を誇る寺院。
もともと台北が首都として機能し始めたのは龍山寺が創建されてからと言われております。(1740年)
春節は終わっていますが、次から次へと参拝客が絶えません。
次の目的地へも路線バスで移動
もう完全に路線バス・電車を乗りこなす仏青メンバー♫ 支払いはほとんどタッチ決済。
現金よりもずっとお得に利用することが出来ます。
今回もう一つの目的地、西門地区の「西本願寺別院跡地」へ。
日本の統治時代に西・東の両宗派は台北市に台北別院を立てました。東本願寺台北別院は台湾における布教の場所として西本願寺台北別院と同じく西門地区に建立されたましたが、戦後は廃寺となり跡地にはデパートが建っています。
一方の西本願寺台北別院も1975年に火災に見舞われましたが2004年に都市開発に伴い台北政府は「西本願寺広場」として利用することを決定。
2013年に一般公開され、にぎやかな喧騒の中、市民から憩いの場所として親しまれています。
その後は飛行機に間に合う範囲で自由行動。各自お土産を買ったり昼食を取ったり思い思いの時間を過ごしました。
今回の研修では、台湾での道教・仏教寺院で有名な龍山寺、そして浄土真宗の布教の中心地となった西門地区をメインに見学しました。台湾では政教分離が徹底されており、国家が宗教に関与することはありません。カトリック教会もあれば何が祀られているのかよくわからないお堂も街のあちこちにあります。これは「弥陀一仏」である真宗門徒の私たちにとって大きな驚きでした。
ガイドの顔さんからは、葬儀の後のお骨の納め方に世代間で考え方が異なることについてお話しいただきました。年配の方はやはりお墓にこだわりますが、若年層は樹木葬や納骨堂、さらには頂骨だけを納めるお寺に任せることも多いそうです。国は違っても、お骨の納め方において日本と似たような意識の変化が見られることは非常に興味深かったです。
台湾では現在も中国との軋轢が続いています。先の選挙では民進党が勝利しましたが、次の選挙ではどうなるかはわかりません。中国国民党が主張する「台湾は中国の一部」が現実になれば、台湾への訪問も難しくなるでしょう。現地を訪れることで、私たちにとって大きな学びとなりました。(report長谷正利)
注釈「二・二八事件」
1947年2月27日に台北で起こったヤミ煙草没収事件に端を発し、翌日28日から全島的に広まった反政府大衆暴動である。 結果的に、援軍として中国から派遣された国民政府軍が多数の台湾住民を殺害して事態は鎮圧されたが、同事件は台湾現代史上最大の衝突事件となった。